世界スタジアム物語―競技場の誕生と紡がれる記憶

個数:

世界スタジアム物語―競技場の誕生と紡がれる記憶

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月02日 03時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623078684
  • NDC分類 780.67
  • Cコード C0075

出版社内容情報

記憶としてのスタジアムとは。祝祭的空間で起こった喜劇と悲劇。その場に刻まれた歴史を辿る旅。世界各地に存在するスタジアムという名の祝祭の場。20世紀を象徴するこの空間は戦争や政治の荒波に翻弄されながらも、形や役割を変えて人々に愛され続けている。本書は、なぜスタジアムがその場所に建設されたのか、そこで何が起こったのかを振り返り、戦争とスポーツに象徴された20世紀という時代を読み解くものだ。建築や歴史愛好家のみならず、スポーツファン、国際情勢に興味を持つ人にとって必読の一冊である。

はしがき



第一章 スタジアム建築の歴史

 1 現代に残る古代のスタジアム

 2 初期のオリンピックのメイン・スタジアム

 3 スポーツ先進国、19世紀のイングランド

 4 日本人と近代的スタジアムの出会い



第二章 世界各地に大規模スタジアムが誕生した1920年代

 1 「世界大戦後」の世界とスポーツ

 2 世界大戦後のオリンピック・スタジアム

 3 サッカーの聖地ウェンブリー

 4 南北アメリカ大陸に出現した大規模スタジアム

 5 日本でも1920年代に大規模スタジアム建設が始まった



第三章 スタジアムの立地??どこに造るのか?

 1 荒地に造られたスタジアム

 2 河川敷や湿地帯に出現した巨大スタジアム

 3 都心からは、はるか遠隔の地に

 4 鉄道用地跡の利用

 5 広大な面積を占める軍用地

 6 工場に建てられたスタジアム



第四章 建築としてのスタジアム??その機能とデザイン

 1 アーチボルド・リーチのスタジアム建築

 2 スタジアム・デザインのバリエーション

 3 第二次世界大戦後のスタジアムの屋根の歴史

 4 開閉式屋根とドーム型スタジアム



第五章 独裁者とスタジアム

 1 スポーツの政治利用のモデルを作ったムッソリーニ

 2 ベルリン・オリンピックとヒトラー

 3 共産主義国が建設した都心のスタジアム

 4 シャーの夢と将軍様の祝祭の場





第六章 戦争とスタジアム

 1 スペイン内戦とスタジアムの受難

 2 戦争に翻弄された東欧のスタジアム

 3 空襲で破壊されたスタジアム

 4 墓地となったスタジアム、収容所となったスタジアム



第七章 スタジアムの記憶??遺産としてのスタジアム

 1 住宅街に残るスタジアムの記憶

 2 グラウンドとして利用されているスタジアム跡地

 3 韓国スポーツの記憶を残す記念館

 4 日本におけるスタジアム遺産



第八章 スタジアムの悲劇とその近代化

 1 繰り返される事故とスタジアムの近代化

 2 1980年代に連続した重大事故とテイラー報告

 3 新しい世紀のスタジアム





第九章 日本のスタジアムの将来像

 1 国立競技場改築問題とは何だったのか

 2 日本のスタジアム建設の現状と未来



スタジアム索引



後藤 健生[ゴトウ タケオ]
サッカージャーナリスト。元関西大学客員教授。

内容説明

世界各地に存在するスタジアムという名の祝祭の場。二〇世紀を象徴するこの空間は戦争や政治の荒波に翻弄されながらも、形や役割を変えて人々に愛され続けている。本書は、なぜスタジアムがその場所に建設されたのか、そこで何が起こったのかを振り返り、戦争とスポーツに象徴された二〇世紀という時代を読み解くものだ。建築や歴史愛好家のみならず、スポーツファン、国際情勢に興味を持つ人にとって必読の一冊である。

目次

第1章 スタジアム建築の歴史
第2章 世界各地に大規模スタジアムが誕生した一九二〇年代
第3章 スタジアムの立地―どこに造るのか?
第4章 建築としてのスタジアム―その機能とデザイン
第5章 独裁者とスタジアム
第6章 戦争とスタジアム
第7章 スタジアムの記憶―遺産としてのスタジアム
第8章 スタジアムの悲劇とその近代化
第9章 日本のスタジアムの将来像

著者等紹介

後藤健生[ゴトウタケオ]
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。現在、サッカージャーナリスト。元関西大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yyrn

7
世界中の陸上競技場や野球場が登場するが、一番はサッカー場で欧州のスタジアムが数多く取り上げられている。話の流れで突然日本のスタジアムが出てきたり、野球場の話になったり、講演会ような感じで関連するエピソードが次々と飛び出し話があちこちに飛ぶ。スタジアムの構造の話だったり、建設までの経緯やその歴史的使命、利用するチームの話だったり。最後は国立競技場の建て替え迷走問題にも言及し、大会終了後の非効率なスタジアムが多いのは明確な哲学がないせいだと奮起を促す。また日本の都市公園法は高度利用を阻害しており見直せとも。2017/08/26

Mimuchi

2
後藤さんが本当によく調べられて書かれている本。サッカーの試合を観るだけじゃなくスタジアムにも興味がわきました。日本にもっと素敵なスタジアムが沢山出来ると良いな。2018/06/05

siomin

2
スポーツの舞台になるスタジアムを多方面から分析した一冊。印象に残るのはスタジアムと戦争の関わりのところ。スタジアムは広いスペースが必要のため元練兵場由来の土地が多かったとか,戦争時には物資が置かれたこともあり空襲の餌食になったり,ユーゴ内戦で墓場に変貌したスタジアムがあったり。興味深いテーマは多いけど,例えば欧州のフットボール場とアメリカの野球場を共に取り上げたり総花的になったため一つ一つの分析に紙幅を割けていないのが勿体ない。スタジアムと鉄道の関わりだけでも読み応えのある一冊が期待できます。 2017/10/27

takao

1
ふむ2020/10/03

pb_lack

1
巻末に一覧があるように取り上げられているスタジアムはかなり多い。長方形、楕円形、長円形、D型など建築自体としてもおもしろいが、なくなったスタジアムの「記憶」の残し方などは重みがある。スタジアムは無駄の象徴とされることも多いが、スポーツ文化にとどまらず街の歴史や文化、戦争の記憶となることすらあり、背景を知ることもできると同時に今後のあり方についても示唆に富む(新国立競技場が半端になりませんように)。また、アジアのスタジアムの背景などは見る割には案外知らないので新鮮だった。2017/07/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11774376
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品