出版社内容情報
ドイツ哲学の代表者であり、現代哲学へ大きな影響を及ぼしてきたヘーゲル。1817年にハイデルベルクで刊行された『エンチクロペディー』の初版は、彼の哲学体系を世に知らしめた最初の著書であった。本書では、その第1部「論理学」およびハイデルベルク時代の論理学講義の唯一の筆記資料を併せて掲載し、本人が常に参照を求めてきた初版によって、壮年ヘーゲルの論理思想の核心を提示する。待望の本邦初訳。(原書:Georg Wilhelm Friedrich Hegel
内容説明
ドイツ哲学の代表者であり、現代哲学へ大きな影響を及ぼしてきたヘーゲル。1817年にハイデルベルクで刊行された『エンチクロペディー』の初版は、彼の哲学体系を世に知らしめた最初の著書であった。本書では、その第1部「論理学」およびハイデルベルク時代の論理学講義の唯一の筆記資料を併せて掲載し、本人が常に参照を求めてきた初版によって、壮年ヘーゲルの論理思想の核心を提示する。待望の本邦初訳。
目次
1 『哲学的諸学のためのエンチクロペディー要網』(緒論;予備概念;存在論;本質論;概念論)
2 「一八一七年の論理学講義」(予備概念;存在論;本質論;概念論)
著者等紹介
ヘーゲル,ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ[ヘーゲル,ゲオルクヴィルヘルムフリードリヒ] [Hegel,Georg Wilhelm Friedrich]
1770年、シュツットガルト生まれ。ドイツ観念論を大成した哲学者。テュービンゲン大学で神学、哲学を学ぶ。1801年にイェナ大学講師、05年に同大学助教授となるも、08年のナポレオン軍による大学封鎖で辞職。1808~15年にニュルンベルクの高等中学校校長、16年にハイデルベルク大学教授、18~31年ベルリン大学教授を歴任したが、1831年に急逝。その哲学体系は、論理学、自然哲学、精神哲学の3部門からなり、精神現象学がその序論として先行するが、各部門はさらに弁証法的に細分され、自然、歴史、倫理、芸術、宗教、哲学など精神現象全般にわたる百科全書的哲学体系が構築された
黒崎剛[クロサキツヨシ]
1961年埼玉県生まれ。1992年早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。2010年文学博士(早稲田大学)。都留文科大学社会学科教授
藤田俊治[フジタシュンジ]
1949年北海道生まれ。1983年東洋大学大学院文学研究科博士後期課程中退
小坂田英之[オサカダヒデユキ]
1955年岡山県生まれ。1983年東洋大学大学院文学研究科博士後期課程修了
金澤秀嗣[カナザワシュウジ]
1968年新潟県生まれ。2002年ドイツ連邦共和国アウクスブルク大学(Universit¨at Augsburg)哲学社会科学部博士課程単位修得退学(Dr.phil.cand.)。哲学社会科学部博士課程単位取得退学(Dr.Phil.cand.)。国際比較医事刑法研究所上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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