劇場型ポピュリズムの誕生―橋下劇場と変貌する地方政治

個数:

劇場型ポピュリズムの誕生―橋下劇場と変貌する地方政治

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月24日 19時15分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 299,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623078509
  • NDC分類 318.2
  • Cコード C3031

出版社内容情報

メディアポリティクスの時代に台頭する新たなリーダーたちを分析するメディアポリティクスの進展とともに、小泉政権以降、「劇場型政治」の手法を駆使するリーダーたちが地方行政を賑わせている。本書では、ポピュリズム論を参照しながら、「劇場型首長」台頭の背景を明らかにした上で、主な劇場型首長の政治を考察し、特に近年の地方行政の台風の目であった橋下徹元大阪市長の市政に焦点を当てる。『東国原知事は宮崎をどう変えたか』、『劇場型首長の戦略と功罪』に続く、著者の研究の集大成。





まえがき



序 章 劇場型政治とポピュリズム

 1 劇場型首長とは

 2 劇場型政治とポピュリズム

 3 劇場型政治の再定義



 第?部 ポピュリズムとしての劇場型首長

第1章 劇場型ポピュリズムの登場

 1 ポピュリズムの歴史と劇場型政治

 2 ポピュリズムとは

 3 歴史的にみた劇場型政治とポピュリズムの関連性

 4 劇場型首長の分析



第2章 政治のメディア化と劇場型首長

 1 メディアと民主主義の進展

 2 日本におけるテレポリティックスの歴史──政治のメディア化の進展

 3 小泉政権、その後の状況──自民の逆襲

 4 政治のメディア化と劇場型首長

 5 政治におけるマスメディア研究の歴史

 6 ネット社会と劇場型首長



第3章 劇場型首長研究の特色と意義

 1 ポピュリズム研究の海外の状況

 2 日本の研究状況

 3 劇場型首長研究の特色

 4 ポピュリズム論としての劇場型首長研究の意義



 第?部 改革派首長の歴史と劇場型首長

第4章 改革派首長の歴史からみる劇場型首長

 1 戦後地方自治における首長の特色と変遷

 2 保守から革新首長へ──1960?70年代

 3 「地方の時代」の到来──1980年代

 4 改革派首長の時代──1990年代以降

 5 劇場型首長の登場

 6 地方政治の現状と今後



第5章 劇場型知事の行政運営と政治手法

 1 田中康夫長野県知事(2000年10月?2006年8月)

 2 東国原英夫宮崎県知事(2007年1月?2011年1月)

 3 橋下徹大阪府知事(2008年1月?2011年10月)

 4 三人の知事の相互比較



第6章 橋下大阪市政の全体像

 1 2011年大阪ダブル選の状況

 2 橋下大阪市政の基本的特色

 3 橋下市政の政策展開の特色

 4 就任一年目の橋下大阪市政

 5 就任二年目以降の橋下大阪市政



第7章 大阪都構想と「維新」の動向

 1 大阪都構想の状況──否決された大阪都構想

 2 「維新」の動向──国政との関係から

 3 2015年大阪ダブル選

 4 橋下大阪市政四年間の概要



 第?部 橋下劇場のポピュリズム分析

第8章 橋下劇場に関する批評の全体像

 1 2011年大阪ダブル選とその後の橋下大阪市政

 2 大阪ダブル選直前の評論の状況

 3 大阪ダブル選以後の状況──目立つ橋下支持派

 4 一般の人々のイメージと支持拡大の理由



第9章 ポピュリズムとしての特色──批判的評論からの分析

 1 橋下劇場に関する批判的評論──論壇誌を中心に

 2 橋下劇場に関する批判的評論の傾向

 3 橋下劇場の不思議──なぜ橋下徹は批判しにくいのか

 4 橋下劇場のポピュリズムとしての特色

 5 橋下劇場をめぐるポピュリズム論の状況



第10章 橋下劇場のもたらした新たな政治現象──劇場型ポピュリズムの進展

 1 橋下大阪市政の四年間

 2 従来の劇場型首長との相違点

 3 新たに生じた政治現象

 4 ポピュリズムとしての新たな側面

 5 橋下劇場が民主主義にもたらしたもの

 6 あらためてデモクラシー論から考える



終 章 劇場型首長の最新事例と地方自治のこれから

 1 劇場型首長の展開

 2 最新の劇場型首長からみえること

 3 今後の地方自治と劇場型ポピュリズム研究



補 論 トランプ劇場分析──アメリカでの劇場型ポピュリズムの登場

 1 アメリカ大統領選の仕組み

 2 トランプの全体像と政策

 3 トランプ劇場分析──劇場型首長の分析手法を用いて

 4 トランプ劇場分析からみえてくるもの

 5 最後に──ポピュリズム研究の重要性



参考文献?

あとがき

人名・事項索引

有馬 晋作[アリマ シンサク]
2017年1月現在 宮崎公立大学人文学部助教授

内容説明

メディアポリティクスの進展とともに、小泉政権以降、「劇場型政治」の手法を駆使するリーダーたちが地方行政を賑わせている。本書では、ポピュリズム論を参照しながら、「劇場型首長」台頭の背景を明らかにした上で、主な劇場型首長の政治を考察し、特に近年の地方行政の台風の目であった橋下徹元大阪市長の市政に焦点を当てる。

目次

劇場型政治とポピュリズム
第1部 ポピュリズムとしての劇場型首長(劇場型ポピュリズムの登場;政治のメディア化と劇場型首長;劇場型首長研究の特色と意義)
第2部 改革派首長の歴史と劇場型首長(改革派首長の歴史からみる劇場型首長;劇場型知事の行政運営と政治手法;橋下大阪市政の全体像;大阪都構想と「維新」の動向)
第3部 橋下劇場のポピュリズム分析(橋下劇場に関する批評の全体像;ポピュリズムとしての特色―批判的評論からの分析;橋下劇場のもたらした新たな政治現象―劇場型ポピュリズムの進展)
劇場型首長の最新事例と地方自治のこれから
補論 トランプ劇場分析―アメリカでの劇場型ポピュリズムの登場

著者等紹介

有馬晋作[アリマシンサク]
現在、宮崎公立大学人文学部教授。1955年鹿児島県生まれ。1979年明治大学経営学部卒業後、23年間鹿児島県庁に勤務。その間、旧自治省財政局、鹿児島県大口市(現・伊佐市)に勤務したほか、2006年鹿児島大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程満期退学。博士(学術)。2004年4月より宮崎公立大学人文学部助教授。2008年4月より同大学教授。日本地方自治研究学会常任理事。専門は行政学、地方自治論。主著『東国原知事は宮崎をどう変えたか』ミネルヴァ書房、2009年(第7回法政大学「地域政策研究賞」奨励賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりもり

3
ポピュリズムの台頭が注目される中、その中でも「劇場型」と銘打った、テレビなどのメディアを活用して対立構造を打ち出すポピュリズムにフォーカスした本。特に、橋下市長(知事)および大阪維新の会が議論の中心に据えられており、財政改革をはじめ橋下に肯定的な評価が下されている(但し、挫折した政策が多いことや、全国的な注目度の低下傾向にも触れており、一方的に肯定している訳ではない)。ポピュリズムの対立構造を演出して物事を単純化する手法に危険性を感じており、処方箋的なものも提示して欲しかった。全体的には良書。★★★★☆2017/06/04

V.I.N.O

0
レポート用2018/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11521765
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。