叢書・現代社会のフロンティア<br> ポスト“カワイイ”の文化社会学―女子たちの「新たな楽しみ」を探る

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叢書・現代社会のフロンティア
ポスト“カワイイ”の文化社会学―女子たちの「新たな楽しみ」を探る

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623078301
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3336

内容説明

“カワイイ”が一般化した時代(=ポスト“カワイイ”)の女子文化の在り方を問う。“カワイイ”は一見すると古典的な女らしさのようにみえるが、実は、伝統的な規範の圧迫から抜け出して自分らしく生きたいと願う女子たちの希望の表れでもある。現代の女子たちは、より自由に“カワイイ”を楽しんでいるのである。本書では、いまもなお多様化と洗練化を続ける女子文化の現在について丹念な調査・分析を通じて解明する。

目次

第1章 “カワイイ”の銀河系
第2章 プリンセスになること、プリンセスであること―女性誌から読み解く現代の“理想”の姿
第3章 女児とゲームの創造/想像的関わり―「女の子のためだけのゲーム雑誌」『ぴこぷり』に見る
第4章 越境する夏フェス女子―音楽とインターネットをめぐるインテグラルなアクション
第5章 女子の日常とロックのアンビバレントな関係
第6章 歴女と歴史コンテンツツーリズム―日本史を旅する女性たちと“ポップ”スピリチュアリズム
第7章 都市のハロウィンを生み出した日本社会―需要される偶有的なコミュニケーション
第8章 オタク女子の「ホーム」―オタク的自己の承認の場としてのメイド喫茶
第9章 島ガールの語られ方と生き方―自分らしい手作りの島暮らし

著者等紹介

吉光正絵[ヨシミツマサエ]
1999年奈良女子大学人間文化研究科博士後期課程単位取得退学。現在、長崎県立大学国際社会学部准教授

池田太臣[イケダタイシン]
1997年神戸大学大学院文化学研究科博士課程(社会文化専攻)単位取得満期退学。博士(学術)。現在、甲南女子大学人間科学部教授

西原麻里[ニシハラマリ]
2011年同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻博士後期課程退学。博士(メディア学)。現在、愛知学泉大学家政学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

センケイ (線形)

7
カワイイものが満ち溢れているのは両義的でもある。でもやはりこれに気をつけつつも、エンパワメントに着目していきたいところ。当書は特に、表題にあるように、文化社会学に重きを置いているようだ。ハロウィンを初め、章立ての多くのアイテムについて、人間関係の側面も含めて議論しており、これに興味が惹かれる。少女論と接続するような雑誌文化、他ではあまり記述を見ない夏フェス現場の語りなど、それ自体興味をひかれるトピックも多いが、現代における人間関係のあり方を総覧できるような全体の軸が、個人的に一番面白さを感じた点だ。2020/08/31

kenitirokikuti

4
第6章 歴女と歴史コンテンツツーリズム ー日本史を旅する女性と“ポップ”スピリチュアリズムー (須川亜紀子)/歴女が新聞に現れたのは2009年3月。同時期にパワースポットブームも起こっている/いまにつながる流れは、90年代の炎の蜃気楼(ミラージュ)。21世紀には、戦国バサラと薄桜鬼が流行。スピリチュアル要素がポップていることは需要だが、歴女に限らずスピリチュアリズム自体がポップになつまている。2017/08/20

kenitirokikuti

2
第3章 女児とゲームの創造/想像的かかわり▲アンジェリークやラブandベリーではなく(これらはプリキュア以降の産物)、女児向けゲーム雑誌『ぴこぷり』(エンターブレイン、2012〜)を扱う。同誌には「ぶつ森」に関する読者投稿欄があり、編集の取捨選択があるにせよ、オリジナルの設定に逆らうような内容も2次創作が女児により行われていることがわかる。2017/08/20

hideko

0
女子たちのしなやかさと多様性の感度が社会を変えていける。 大人は邪魔をしてはいけない!2017/10/07

かうべるりこ

0
良書。仕事用。2017/07/08

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