オバマ政権の経済政策―リベラリズムとアメリカ再生のゆくえ

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  • サイズ A5判/ページ数 311p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623077939
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C3033

出版社内容情報

住宅、産業、財政、医療保障、年金、移民、通商、外交、安全保障…深刻な経済危機と政治対立に直面した2期8年間の全て。史上初の黒人大統領バラク・オバマはいかなる成果を上げたのか。オバマは深刻な経済危機と政治対立の中、経済回復と和解を訴えて当選した。アメリカ経済を回復に導き多くの成果を実現したが、政治対立は深刻化した。しかし、レイムダック化の趨勢を跳ね返し、自らの歴史的遺産の構築に邁進している。本書は、マクロ経済や対外経済、財政などの主要論点を分析し、オバマ政権期アメリカ経済の変化を体系的かつ詳細に明らかにする。

まえがき

序 章 オバマ政権期のアメリカ経済と経済政策(河音琢郎)

 1 オバマ政権の経済政策を分析する視角

 2 大不況後のアメリカ経済とオバマ政権の経済政策

 3 現代のアメリカ政治構造と経済政策の形成

 4 本書の構成と概要



第1章 金融危機後の住宅市場とアメリカ経済(豊福裕二)

    ――住宅バブルは再燃するか

 1 住宅バブルの膨張・収縮とアメリカ経済

 2 オバマ政権下での住宅市場対策

 3 住宅市場の回復とアメリカ経済

 コラム1 新地主階級の誕生?



第2章 産業構造と産業政策(山縣宏之)

    ――グローバル化・産業構造高度化に対する「リベラルの挑戦」

 1 リベラルの挑戦―雇用創出と国内産業強化のための競争力政策・産業政策

 2 オバマ政権期の産業構成動態――進む産業構造高度化

 3 製造業回帰の実相

 4 オバマ政権による競争力政策・産業政策の展開

 5 挑戦の帰結――進む構造変化・限られる政策効果・理念と現実の隘路

 コラム2 製造業回帰は実際にはどのように進んでいるのか



第3章 財政政策(河音琢郎)

    ――「決められない政治」とその場しのぎの予算編成

 1 オバマ政権期の財政過程を分析する視角

 2 予算統制法(BCA)の立法過程とその内容

 3 BCA下の財政運営

 4 オバマ政権財政の評価と新政権の課題

 コラム3 予算の分類と予算編成プロセス



第4章 医療保障政策(櫻井 潤)

    ――市場に潜む不安定性と「リヴァイアサン」

 1 医療保障政策の課題――「アフォーダブル医療保険」

 2 医療保険改革法の成立過程

 3 医療保険改革法の枠組みと連邦財政

 4 医療保険改革をめぐる党派間対立と超党派合意

 5 医療保険改革の実績と課題

 6 市場重視の医療保障政策の行方――市場に潜む不安定性と「リヴァイア

サン」

 コラム4 市場重視型の医療保障制度におけるコミュニティの役割



第5章 年金政策(吉田健三)

    ――公的年金の調整案と貯蓄支援の革新案

 1 「変化」の試金石

 2 年金システムの全体像と課題

 3 社会保障年金をめぐる政策

 4 企業年金をめぐる政策

 5 「変化」の萌芽

 コラム5 「サードレール」としての社会保障年金



第6章 移民政策(中島 醸)

    ――移民制度改革をめぐる党派対立と大統領令

 1 移民労働力の増大と行き詰まる移民制度改革

 2 オバマ政権での包括的移民制度改革の試みと行き詰まり

 3 ドリーム法案の挫折から大統領令による「国外追放措置の延期」へ

 4 再び包括的移民制度改革を目指して――第2期オバマ政権

 5 司法判断による大統領令の挫折

 コラム6 アリゾナ州マリコパ郡保安官ジョー・アルパイオ



第7章 対外経済構造と国際金融政策(菅原 歩/河崎信樹)

    ――基軸通貨としてのドルの安定化

 1 グローバル・インバランス

 2 世界金融危機による対外経済構造の変化

 3 G20から金融緩和へ――世界金融危機への対応策の変化

 4 国際通貨制度とドルの安定性

 コラム7 回顧録で読む国際金融政策



第8章 通商政策(藤木剛康)

    ――メガFTA政策への転換と貿易自由化合意の解体

 1 通商政策の新たな政策枠組

 2 通商政策の一時的休止と党派政治の展開

 3 メガFTA政策の展開

 4 TPA法案をめぐる党派政治

 5 オバマ政権の通商戦略とTPPの大筋合意

 6 「ルールに基づく国際経済秩序」の再生に向けて

 コラム8 日本におけるTPP論争



第9章 外交・安全保障政策(藤木剛康)

    ――無極化する世界への先制的対応

 1 アメリカの覇権をめぐる論争とオバマ政権の外交政策

 2 オバマ政権の外交ドクトリン――無極化する世界への先制的対応

 3 中東からアジア太平洋へ――「アメリカ外交の再均衡」という物語

(2009年~2012年3月)

 4 現状変革勢力の挑戦と物語の解体――2012年4月~2014年8月

 5 オバマ外交の逆襲――2014年9月~

 6 無極化する世界におけるリーダーシップ

 コラム9 ヒラリー・クリントン



終 章 オバマ政権の経済政策の評価と新政権の展望(河音琢郎/藤木剛康)

 1 オバマ政権の画期区分と全般的な政治状況

 2 アメリカ経済の再生とオバマ政権の経済政策

 3 「リベラルの再生」とオバマ政権のアジェンダ

 4 オバマ・ドクトリン――「ワシントンの脚本」は放棄されたか

 5 党派間対立と政策停滞

 6 ポスト・オバマ政権の展望



オバマ政権年表

人名索引

事項索引

河音 琢郎[カワネ タクロウ]
2016年11月現在 立命館大学経済学部教授

藤木 剛康[フジキ タケヤス]
2016年11月現在 和歌山大学経済学部准教授

内容説明

史上初の黒人大統領バラク・オバマはいかなる成果を上げたのか。オバマは深刻な経済危機と政治対立の中、経済回復と和解を訴えて当選した。アメリカ経済を回復に導き多くの成果を実現したが、政治対立は深刻化した。しかし、レイムダック化の趨勢を跳ね返し、自らの歴史的遺産の構築に邁進している。本書は、マクロ経済や対外経済、財政などの主要論点を分析し、オバマ政権期アメリカ経済の変化を体系的かつ詳細に明らかにする。

目次

オバマ政権期のアメリカ経済と経済政策
金融危機後の住宅市場とアメリカ経済―住宅バブルは再燃するか
産業構造と産業政策―グローバル化・産業構造高度化に対する「リベラルの挑戦」
財政政策―「決められない政治」とその場しのぎの予算編成
医療保障政策―市場に潜む不安定性と「リヴァイアサン」
年金政策―公的年金の調整案と貯蓄支援の革新案
移民政策―移民制度改革をめぐる党派対立と大統領令
対外経済構造と国際金融政策―基軸通貨としてのドルの安定化
通商政策―メガFTA政策への転換と貿易自由化合意の解体
外交・安全保障政策―無極化する世界への先制的対応〔ほか〕

著者等紹介

河音琢郎[カワネタクロウ]
1966年京都府生まれ。1995年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程中退。博士(経済学)(2006年授与)。現在、立命館大学経済学部教授

藤木剛康[フジキタケヤス]
1969年兵庫県生まれ。1996年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程中退。現在、和歌山大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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田中峰和

1
国民皆保険制度はオバマケアとして実現したが、政権交代で風前の灯火。6人に1人が無保険であることを問題とし、無保険は解消できたが、すでに加入済みの人には問題が多発しデメリットとなっていた。先日、米上院でオバマケアを廃止する各種法案の策定に関する決議が賛成多数で可決した。上下両院とも共和党多数のなか、よく耐えてきたものだが、その代替策は決まっておらず、保険契約を失う人が多数出る可能性もある。1%側に入る大統領にとって、どうでもいいことなのだろう。強い国復活のため、孤立を深めるアメリカ。自由主義の先が見えない。2017/01/13

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