複雑系を哲学する―“生成”からとらえた“存在”と“認識”

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複雑系を哲学する―“生成”からとらえた“存在”と“認識”

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  • サイズ A5判/ページ数 451p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623077304
  • NDC分類 108
  • Cコード C3310

出版社内容情報

自己組織化理論やカオス理論に源泉をもつ〈複雑系の科学〉、その哲学的基礎を与える試み。無数の要素の相互作用から自己自身を形成していく動的系を〈複雑系〉というとすれば、宇宙、物質、生命、社会、すべて複雑系である。二十一世紀の新しい科学の方向を指し示す〈複雑系の科学〉の存在論的・認識論的基礎づけ。絶えざる生成のうちにあり、常に新たな創造に向かっている自己形成的世界の存在論的、認識論的基礎を考えるには、存在を関係に、関係を生成に還元し、世界内認識の立場に立って主客分離の世界観を乗り越えねばならない。〈存在〉と〈認識〉を〈生成〉からとらえる生命哲学の展開。





[複雑系の哲学──二十一世紀の科学への哲学入門(一)]



はじめに 複雑系の科学の基礎づけ



   〔複雑系〕    



第一章 複雑系

 1 相互作用からの自己形成

 2 自己形成する世界



第二章 複雑系の中の自由

 1 非決定性と不可逆性

 2 近代科学批判



第三章 複雑系の思想

 1 創造的形成

 2 モナドロジーの世界



   〔相互連関〕



第四章 相互連関

 1 個体性と出来事

 2 相互連関性



第五章 相互連関の論理

 1 一と多

 2 全体と部分

 3 場と個



   〔存在論〕



第六章 存在とは何か

 1 実体の存在論

 2 非実体の存在論



第七章 存在から関係へ

 1 相関性と非実体性

 2 出来事としての存在



第八章 関係から生成へ

 1 存在を生成からとらえる

 2 生成の思想



結語 複雑系の存在論



用語・人名解説

あとがき





[続・複雑系の哲学──二十一世紀の科学への哲学入門(二)]



まえがき



   〔認識のモナドロジー〕



第一章 自己形成的世界

 1 相互作用からの自己形成

 2 近代科学の限界



第二章 世界内観測と世界内行為

 1 不確定性原理

 2 世界内観測

 3 世界内行為



第三章 相互連関性の世界

 1 関係性としての認識

 2 相互連関性



   〔行為的認識〕



第四章 感覚と知覚

 1 感覚と行動

 2 知覚と行為

 3 運動する身体

 4 知覚循環



第五章 意味と思考

 1 意味と価値

 2 記憶と思考



第六章 発達と進化

 1 発達と学習

 2 進化論的認識論

 3 道具と認識





用語・人名解説

あとがき







[付 論  情報宇宙論覚書]

新・モナドロジー

哲学入門







後 記

小林 道憲[コバヤシ ミチノリ]
元 福井大学教授

内容説明

無数の要素の相互作用から自己自身を形成していく動的系を“複雑系”というとすれば、宇宙、物質、生命、社会、すべて複雑系である。二十一世紀の新しい科学の方向を指し示す“複雑系の科学”の存在論的・認識論的基礎づけ。絶えざる生成のうちにあり、常に新たな創造に向かっている自己形成的世界の存在論的、認識論的基礎を考えるには、存在を関係に、関係を生成に還元し、世界内認識の立場に立って主客分離の世界観を乗り越えねばならない。“存在”と“認識”を“生成”からとらえる生命哲学の展開。

目次

複雑系の哲学―二十一世紀の科学への哲学入門(一)(複雑系;相互連関;存在論)
続・複雑系の哲学―二十一世紀の科学への哲学入門(二)(認識のモナドロジー;行為的認識)
付論 情報宇宙論覚書
新・モナドロジー
哲学入門

著者等紹介

小林道憲[コバヤシミチノリ]
1944年福井県生まれ。1963年~1972年京都大学文学部、同大学大学院文学研究科で哲学(西洋哲学史)を専攻。1972年~2010年福井大学教育学部(後・教育地域科学部)講師、助教授、教授、および、同大学大学院教育学研究科教授。1999年~2011年麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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