時代背景から読み解く 西洋教育思想

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時代背景から読み解く 西洋教育思想

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623077120
  • NDC分類 371.23
  • Cコード C3037

内容説明

いまに伝わる西洋の教育思想は、当時の政治的・経済的・文化的な状況とその展開との関わりの中で、どのような人間観に基づき生まれ、どのように論じられ、どのように実践されてきたのか。それぞれの時代に生きた教育思想家が、当時の社会状況の中で、何に悩み、どのように闘争し、思想を生み出してきたのか、その人間像を描きながら、教育思想の源泉を探るとともに今日的意義について考える。

目次

第1章 古代・中世の教育論―西洋の教育的理想の源流
第2章 ルネサンス・宗教改革期の教育論―「近代西洋」の人間観の発生
第3章 啓蒙主義と教育論―近代的個人の教育可能性
第4章 近代教育学の成立とその論理―すべての子どもに対する教育方法
第5章 近代公教育制度と教育論―学校教育の制度化
第6章 新教育運動と教育論―近代学校教育の修正要求
第7章 現代の教育思想の潮流―「近代西洋」の教育論の超克の試み

著者等紹介

藤井千春[フジイチハル]
1958年生まれ。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

それぞれの時代に生きた教育思想家たちは、何に悩み、どのように闘争し、思想を生み出してきたのか。そこから見えてくる教育の本質。いまに伝わる西洋の教育思想は、当時の政治的・経済的・文化的な状況とその展開との関わりの中で、どのような人間観に基づき生まれ、どのように論じられ、どのように実践されてきたのか。それぞれの時代に生きた教育思想家が、当時の社会状況の中で、何に悩み、どのように闘争し、思想を生み出してきたのか、その人間像を描きながら、教育思想の源泉を探るとともに今日的意義について考える。

はじめに

第1章 古代・中世の教育論:西洋の教育的理想の源流
 1 古代ギリシア――ポリスの市民教育
  (1)スパルタとアテナイ
  (2)ソクラテス
  (3)プラトン
 Column 1 ソフィスト――古代ギリシアの社会科学者たち
 Column 2 アリストテレス――ポリスの中での人間形成
 2 古代ローマ――地中海帝国における弁論家教育
  (1)キケロ
  (2)クインティリアヌス
 3 中世ヨーロッパ――キリスト教社会と教育
  (1)アウグスティヌス
  (2)トマス・アクィナス

第2章 ルネサンス・宗教改革期の教育論:「近代西洋」の人間観の発生
 1 ルネサンスと新しい人間観――人文主義の思想家たちの人間観
  (1)エラスムス
  (2)ラブレー
  (3)コレット
 2 宗教改革と新しい信仰――ルター
  (1)宗教改革の背景
  (2)宗教改革は教育改革でもある
 Column 3 メランヒトン――ドイツの教師
 3 汎知教育による平和への願い――コメニウス
  (1)平和への願い
  (2)汎知教育

第3章 啓蒙主義と教育論:近代的個人の教育可能性
 1 知性あり,有徳でタフな実務的人間の形成――ロック
  (1)新興ジェントリー層の代弁者
  (2)社会・人間に関する近代的原理の提案
  (3)知性あり,有徳でタフな人間を育てるための習慣形成
  (4)労働学校案
  (5)評 価
 2 素朴な友愛に溢れた自然人の生成――ルソー
  (1)上昇志向の涯てに
  (2)逆説の啓蒙思想
  (3)自然の法則に従っての教育
  (4)評 価
 3 自律的意志の主体の育成――カント
  (1)几帳面で真摯な生活
  (2)啓蒙主義に徹した思想
  (3)評 価

第4章 近代教育学の成立とその論理:すべての子どもに対する教育方法
 1 八転び七起きの苦闘の生涯――ペスタロッチ
  (1)八転び七起きの人生
  (2)すべての子どもの教育可能性
  (3)貧困の根本的な解決の追求
  (4)評 価
 2 幼稚園の創設者――フレーベル
  (1)自分の活動の舞台を発見した生涯
  (2)イツロマン主義の教育論
  (3)家庭から社会へ
  (4)評 価
 Column 4 モンテッソーリ――幼児への知的環境の提供
 3 科学としての教育学の確立――ヘルバルト
  (1)早熟の天才
  (2)科学としての教育学の確立
  (3)評 価

第5章 近代公教育制度と教育論:学校教育の制度化
 1 フランス――革命の理念に基づく共和国国民の創出
  (1)歴史的背景
  (2)フランス革命期
  (3)近代的教育制度についての原理の提案
  (4)政体の振り子期
  (5)公教育制度の成立へ
 Column 5 デュルケーム――有機的連帯によるアノミーの克服
 2 イギリス――工場労働からの児童の保護
  (1)歴史的背景
  (2)工場法制定による児童保護
  (3)教育を通じての社会問題発生の予防
  (4)ボランタリズムによる民衆教育
  (5)公教育制度の成立へ
 Column 6 ジェームズ・ミル――不幸を救済することに対する政府の責任
 3 ドイツ――国家統一への願いと「上からの」近代化
  (1)歴史的背景
  (2)啓蒙専制君主による臣民教育
  (3)プロイセン革命期の国民教育構想
  (4)ドイツの国家統一と公教育制度の成立
 Column 7 バセドウ――汎愛派の教育思想と運動
 Column 8 ケルシェンシュタイナー――公立学校での教育改革の展開
 4 アメリカ――実務的人間および民主主義の人民の育成
  (1)歴史的背景
  (2)植民地期の教育
  (3)独立期における新たな教育の必要
  (4)公教育制度の整備とアメリカ社会の発展
 Column 9 エマソン――アメリカの知的独立宣言
 Column 10 オルコット――子どもの感情,思考,表現の尊重
 Column 11 パーカー――公教育の内容の「質的改善」

第6章 新教育運動と教育論:近代学校教育の修正要求
 1 ヨーロッパにおける新教育運動の発生と展開――近代的な全人教育の学舎
  (1)ヨーロッパにおける新教育運動の発生の背景
  (2)イギリスおよびフランスにおける新教育運動の発生
  (3)ドイツにおける田園教育舎運動
  (4)オットーによる教授の改革
 Column 12 ケイ――働く女性の母性保護の要求
 2 アメリカにおける新教育運動の発展――デューイ
  (1)デューイの生きた時代
  (2)近代的原理に代わる新たな社会原理の提案
  (3)人間の知性に対する信頼
  (4)生き方としての民主主義
  (5)経験主義の学習指導原理
  (6)教育を通じての社会改良
  (7)教師の専門性
  (8)評 価
 Column 13 キルパトリック――プロジェクト・メソッドと「生きるに価値ある生活」
 Column 14 パーカースト――ドルトン・プランと「恐れるものなき人間」
 3 現代に続く新教育運動の学校――「自由」を生きる人間の教育
  (1)20世紀初頭の西洋の時代状況
  (2)シュタイナー
  (3)フレネ
  (4)ニール

第7章 現代の教育思想の潮流:「近代西洋」の教育論の超克の試み
 1 『教育の過程』から『教育という文化』へ――ブルーナー
  (1)社会的・政治的な関心をもった心理学者
  (2)『教育の過程』――「構造」と「発見学習」
  (3)教育と文化――個人の可能性と社会的公正
 2 規律・訓練装置としての学校――フーコー
  (1)権力と知
  (2)学校規律
  (3)自由の実践
 3 「学校化」された社会に対する疑問――イリイチ
  (1)批判すべき「学校化」の意味
  (2)「脱学校化」への試み
  (3)「コンヴィヴィアリティ」という生き方
 4 教育を支える人間学的考察――ボルノー
  (1)言語における人間の自己生成
  (2)教育における非連続的形式の可能性
  (3)教育的概念としての覚醒
 5 公共性を支えるもの――アレント
  (1)全体主義のあとで
  (2)「公共的」(public)であるとはどのようなことか――「活動」(action)としての政治
  (3)何が公共性を支えるのか――「思考」(thinking)の孤独がもつ意義

人名索引
事項索引

藤井 千春[フジイ チハル]
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