内容説明
日本における民間からの社会貢献活動を歴史的にさかのぼり、仏教との関わりに源流を求め、近世の近江、堺、大坂、伊勢商人の文化貢献活動を俯瞰する。そして、近代における五代友厚、藤田伝三郎、住友吉左衛門などのフィランソロピー活動に迫る。そのうえで、現代企業の社会的責任との関わりからそのあり方のこれからを展望する。
目次
序章 文化を支えた人々―商人・企業家・経営者
第1章 民間公益活動の先駆者たち
第2章 近世商人が支えた学問・文化
第3章 近代企業家の文化・社会活動
第4章 現代企業の文化・社会貢献
終章 志が支えるもの―「民からの公共」から「民による文化」へ
著者等紹介
伊木稔[イキミノル]
1945年大阪府生まれ。1968年京都大学経済学部卒業。サントリー株式会社経営企画部長、財団法人サントリー文化財団専務理事を経て、大阪商業大学総合経営学部教授・商業史博物館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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