国際流動化時代の高等教育―人と知のモビリティーを担う大学

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国際流動化時代の高等教育―人と知のモビリティーを担う大学

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  • サイズ A5判/ページ数 313,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623076741
  • NDC分類 377.2
  • Cコード C3037

出版社内容情報

人の国際移動が進むとき、大学はどう変わるか。人材モビリティーの中核となる高等教育の変容と課題を国際比較研究により解明世界各地で進む人材流動化政策は社会的経済的にどのように位置づけられているのか。
グローバル化が進展し人材の国際流動化が進む中、大学は何を期待され、その期待にどのように応えるのか。
本書は、人と知のモビリティーを担う大学のあり方を、人材移動とその流動性に作用する制度と仕組みに焦点をあて、各国・地域の比較研究を通して明らかにする。

序 章 人材国際流動化時代の大学改革(松塚ゆかり)
    ──地域比較・事例研究によるアプローチ
 1 高度知識人の「ゲートウェイ」としての大学
 2 大学の競争力と学生移動を左右する要因
 3 本書の構成

 第?部 国際流動性の地域研究
第1章 英  国(北川文美/松塚ゆかり)
    ──政策的動向と高等教育機関の戦略性
 1 変容する高等教育の国際流動性と本章の目的
 2 高等教育とモビリティーの動向
 3 大学機関レベルにおける国際流動性の現状──スコットランドに着目して
 4 モビリティーをめぐる課題と今後の展望

第2章 フランス(大場 淳)
    ──高等教育の国際化の特色と課題
 1 フランスの高等教育と世界におけるその位置
 2 高等教育の国際化をめぐるフランスの動向
 3 国際流動性の動向(受け入れ)
 4 国際流動性の動向(派遣)
 5 留学以外の国際流動
 6 大学における国際流動に関する取り組み
 7 課題と展望

第3章 ポーランド(アガタ・ピエルシチェニャク/松塚ゆかり)
    ──エラスムス計画の拡大と検証
 1 エラスムス計画の展開
 2 ポーランドとエラスムス計画
 3 エラスムス計画の効果検証
 4 スウォット(SWOT)分析
 5 ポーランドの流動性の今後

第4章 中国、日本、韓国(苑 復傑)
    ──「東アジア域内留学圏」をめざして
 1 世界の留学生移動
 2 東アジア地域の留学生移動
 3 「東アジア域内留学圏」の可能性

第5章 モンゴル(ミャグマル アリウントヤー)
    ──高等教育改革と海外人材育成の模索
 1 グローバル化のなかのモンゴル
 2 社会主義体制下の海外留学──高度技能人材の養成・移動
 3 1990年代以降の国際流動性の展開
 4 社会主義体制以降における高等教育改革
 5 高等教育における国際流動化の可能性

第6章 何処から来て、何処へ行くのか(クリフォード・アデルマン)
    ──アメリカ合衆国の地理的移動の検証と日本への示唆
 1 アメリカ発モビリティーの実態把握と世界的課題
 2 学生移動データの実態と可能性
 3 なぜ学生は大学を変えるのか
 4 何処へ行くのか
 5 地理的移動と「終了」の尺度
 6 本章から得られる知見と今後のすすめ

 第?部 流動性を促進する制度と仕組み
第7章 学生交流政策と単位互換制度(堀田泰司)
    ──欧州の「共に学ぶ」学生交流事業とアジアの挑戦
 1 「共に学ぶ」学生交流の必要性
 2 欧州における透過性のある教育の枠組みと学生交流の発展
 3 アジアの学生交流と単位互換制度の発展と課題
 4 アジア学術単位の概念と活用にむけて
 5 質を保証した多方向な学生モビリティーへ

第8章 資格枠組みと評価システムの構築(ローベルト・ワーヘナール)
    ──「チューニング」の貢献
 1 分野別枠組みづくりは「コロンブスの卵」か
 2 パラダイムの変化
 3 政策合意から実践へ
 4 チューニング実践──異なる基準と定義の調整から、包括的枠組みの構築へ
 5 資格枠組みの課題とチューニングの可能性

第9章 知識の社会化と教育の可視化(北原和夫)
    ──日本学術会議の挑戦
 1 大学とは何か
 2 知識の社会化における二つのあり方
 3 分野別参照基準から浮かびあがる教育のあるべき姿
 4 知識の社会化・公共化の課題
 5 学生参加と知識の社会化
 6 流動性の推進にむけて

第10章 流動性と仮想性(ベルナール・ユゴニエ/松塚ゆかり)
    ──「ムークス」がひらく高等教育の変容と機会
 1 本章のねらい
 2 ムークスの誕生
 3 ムークスの可能性
 4 ムークスの抱える課題
 5 モビリティーへの影響──伝統的授業の補完か代替か
 6 ムークスとチューニング──質保証とモビリティーの観点から
 7 ムークスの未来

第11章 ドイツにおけるギムナジウムと大学の教育改革(布川あゆみ)
    ──揺れゆく独自の教養教育
 1 「欧州高等教育圏」のなかのドイツ
 2 ボローニャ・プロセスの影響
 3 ギムナジウムの制度改革とその背景
 4 G8導入をめぐる課題
 5 教育改革が問うもの

第12章 人材流動化のなかの高等教育財政(松塚ゆかり)
 1 本章のねらい 
 2 高等教育における可動性
 3 人材の可動性「モビリティー」のメカニズム
 4 政府予算の縮小と自由化のメカニズム
 5 モビリティーと自由化と高等教育財政
 6 所得連動型ローン
 7 日本独自の対応を探る

あとがきに代えて──なぜ移動するのか(松塚ゆかり)
索  引

松塚 ゆかり[マツヅカ ユカリ]
編集

内容説明

人の国際移動が進むとき、大学はどう変わるか。人材モビリティーの中核となる高等教育の変容と課題を国際比較研究により明らかにする。

目次

第1部 国際流動性の地域研究(英国―政策的動向と高等教育機関の戦略性;フランス―高等教育の国際化の特色と課題;ポーランド―エラスムス計画の拡大と検証;中国、日本、韓国―「東アジア域内留学圏」をめざして;モンゴル―高等教育改革と海外人材育成の模索;何処から来て、何処へ行くのか―アメリカ合衆国の地理的移動の検証と日本への示唆)
第2部 流動性を促進する制度と仕組み(学生交流政策と単位互換制度―欧州の「共に学ぶ」学生交流事業とアジアの挑戦;資格枠組みと評価システムの構築―「チューニング」の貢献;知識の社会化と教育の可視化―日本学術会議の挑戦;流動性と仮想性―「ムークス」がひらく高等教育の変容と機会;ドイツにおけるギムナジウムと大学の教育改革―揺れゆく独自の教養教育;人材流動化のなかの高等教育財政)

著者等紹介

松塚ゆかり[マツズカユカリ]
現在、一橋大学森有礼高等教育国際流動化センター教授。アメリカ合衆国コロンビア大学大学院博士課程修了後、同大学教育経済学研究所研究員、経済政策研究所(ワシントンDC)研究員、一橋大学・大学教育研究開発センター准教授、教授を経て、現在に至る。専門は教育経済学。研究テーマは教育の経済効果、人材流動化計画、高等教育財政、高等教育政策など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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客野

1
めっちゃいい2017/06/06

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