グローバル・サウスはいま<br> 安定を模索するアフリカ

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グローバル・サウスはいま
安定を模索するアフリカ

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  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623076284
  • NDC分類 302.4
  • Cコード C3331

出版社内容情報

都市化、紛争、地域統合、持続可能な開発、軍事援助…さまざまな様相をみせるサハラ以南アフリカを分析。グローバル化の波はサハラ以南のアフリカにも押し寄せ、多くの面で変化が生じている。長期にわたる植民地を経験したことから、いまだ経済的・政治的に脆弱であるものの、地域統合や新たな国際関係が進展し、政治ガヴァナンスにも改善の兆しが見えはじめた。本書では、アフリカ地域の現状を知るとともに、アフリカが抱える課題と可能性を見据えながら、さまざまな変容の背後にあるメカニズムを分析する。

はしがき



序 章 グローバル化のなかの脆弱性とレジリエンス(木田 剛)





 第?部 アフリカの変容



第1章 アフリカにおける国際機関の役割??貧困・開発・民主主義・人権(龍澤邦彦)

 1 開発における民主主義と人権の役割

 2 人権と民主主義の確立に向けた国際開発援助戦略

 3 バンジュール憲章の人権保護制度

 4 民主化促進のための制度



第2章 安全保障と軍事援助の国際比較??フランス・米国・中国(パレパ・ラウラ-アンカ)

 1 全保障援助??一般概念と歴史的経緯

 2 従来の安全保障援助国,フランス

 3 世界最大の安全保障援助供与国,米国

 4 多元的安全保障援助の新興供与国,中国

 5 アフリカ安全保障援助のこれから



第3章 貨幣の諸相??子安貝・植民地通貨・共通通貨・仮想通貨(正木 響)

 1 アフリカから貨幣を考える

 2 植民地通貨導入以前の貨幣と取引

 3 植民地通貨の導入

 4 世界金融システムへの統合

 5 単一通貨導入に向けた取り組み 

 6 グローバル化と新たな貨幣の台頭



第4章 日本と中国による対アフリカ開発援助(マスワナ・ジャン=クロード)

 1 対アフリカ開発援助とは

 2 アフリカの開発課題とアジアのパートナー

 3 中国の対アフリカ開発援助

 4 日本の対アフリカ開発援助

 5 三角協力の可能性

 6 三角協力の実現に向けて



第5章 ジェンダー平等??アフリカを通して日本を考える(戸田真紀子)

 1 アフリカの女性とジェンダー

 2 植民地化がもたらした女性の周辺化

 3 アフリカ女性の直面する問題

 4 女子教育の重要性

 コラム1 アフリカにおけるHIV/エイズ(牧野久美子)



第6章 平和構築と正義の課題??誰が誰の罪をいかに裁くのか(クロス京子)

 1 平和構築の実験場としてのアフリカ

 2 平和構築とアフリカにおける移行期正義

 3 アフリカ諸国と国際刑事裁判所の軋轢

 4 アフリカの問題に対するアフリカの解決法

 コラム2 ボコ・ハラム(ンウェケ・イケンナ=スティーヴ)



第7章 言語とグローバリゼーション(木田 剛)

 1 バベルの神話とアダム・スミス

 2 言語変容のプロセス

 3 主導権の争いと言語の地位

 4 言語状況の変容とグローバル経済





 第?部 アフリカ諸国の課題



第8章 セネガル??教育の改善と価値観の改革(鈴井宣行)

 1 セネガルの教育と改革に向けた取り組み

 2 教育機会の拡大と生活改善

 3 センベーヌ思想と女性

 4 伝統的価値観から創造的価値観へ



第9章 リベリア??国境と紛争(岡野英之)

 1 リベリア概要

 2 シエラレオネ・リベリアの成り立ち

 3 内戦前史

 4 ふたつのリベリア内戦とシエラレオネ内戦

 5 リベリア内戦と,その周辺国のかかわりから見えてくること

 6 内戦後のリベリアとシエラレオネ

 コラム3 南スーダンにおける日本の人道支援(板倉純子)



第10章 ガーナ??自然資本としての森林生態系と持続可能なカカオ生産(日比保史)

 1 ガーナの政治・経済・社会

 2 ガーナの社会・経済を支えるカカオ生産

 3 生物多様性と生態系サービス

 4 持続可能な開発を目指す“コンサベーション・ココ”プロジェクト

 5 自然資本としての森林生態系と持続可能なココの今後

 コラム4 マダガスカルの自然(ラジャオナリソン・ハジャ=ミシェル)



第11章 ケニア??都市のアイデンティティ??ワンジル・メリッサ

 1 ケニアにおける近代都市形成

 2 変わりゆくアイデンティティ??ナイロビの事例

 3 空間の政治学



第12章 タンザニア??社会主義国家の現在(阪本公美子)

 1 タンザニアとは

 2 「ウジャマー」の誕生

 3 構造調整と転換

 4 経済自由化・開発とグローバリゼーション

 5 「私たち」にとって

 コラム5 タンザニアの女性と教育・保健(矢口真琴)



第13章 マラウイ??社会保障システムの課題と展望(ムテンジェ・トム)

 1 マラウイとは

 2 社会保障の変遷

 3 現代の社会保障

 4 社会保障の将来



第14章 南アフリカ??「虹の国」への道のり(網中昭世

 1 アパルトヘイト廃絶後の風景

 2 アパルトヘイトの起源と変遷

 3 抗う民衆の歴史

 4 国際的な連帯の時代

 5 民主化後の取り組み

 6 アフリカの一国としての歩み



終 章 アフリカ史とグローバリゼーション(竹内幸雄)





関係年表

人名索

事項索引

木田 剛[キダ ツヨシ]
2017年3月現在 筑波大学人文社会系准教授

竹内 幸雄[タケウチ ユキオ]
2017年3月現在 元 日本大学商学部教授

内容説明

グローバル化の波はサハラ以南のアフリカにも押し寄せ、多くの面で変化が生じている。長期にわたる植民地時代を経験したことから、いまだ経済的・政治的に脆弱であるものの、地域統合や新たな国際関係が進展し、政治ガヴァナンスにも改善の兆しが見えはじめた。本書では、アフリカ地域の現状を知るとともに、アフリカが抱える課題と可能性を見据えながら、さまざまな変容の背後にあるメカニズムを分析する。

目次

グローバル化のなかの脆弱性とレジリエンス
第1部 アフリカの変容(アフリカにおける国際機関の役割―貧困・開発・民主主義・人権;安全保障と軍事援助の国際比較―フランス・米国・中国;貨幣の諸相―子安貝・植民地通貨・共通通貨・仮想通貨;日本と中国による対アフリカ開発援助;ジェンダー平等―アフリカを通して日本を考える;平和構築と正義の課題―誰が誰の罪をいかに裁くのか;言語とグローバリゼーション)
第2部 アフリカ諸国の課題(セネガル―教育の改善と価値観の改革;リベリア―国境と紛争;ガーナ―自然資本としての森林生態系と持続可能なカカオ生産;ケニア―都市のアイデンティティ;タンザニア―社会主義国家の現在;マラウイ―社会保障システムの課題と展望;南アフリカ―「虹の国」への道のり)
アフリカ史とグローバリゼーション

著者等紹介

木田剛[キダツヨシ]
フランス国立マルセイユ=ルミニ高等建築学院大学卒業、エクス=マルセイユ第1大学大学院言語認知教育研究科言語学専攻修士課程(DEA)修了、同音声言語研究所博士課程修了、マルヌ=ラ=ヴァレ都市国土建築学院大学建築学修士課程修了、明治大学大学院商学研究科博士後期課程中退、言語学博士、建築学修士。現在、筑波大学人文社会系准教授

竹内幸雄[タケウチユキオ]
1944年生まれ。1967年明治大学商学部卒業、1974年明治大学大学院商学研究科修了、博士(商学)。元日本大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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