出版社内容情報
グローバル化社会に対応する教育とは。国際力を発揮させ、個性を重視する多元的教育システムの構築をめざす近年のグローバル化に伴い、多面的視野をもち主体的に行動する市民の育成が求められているにもかかわらず、まだ課題は多い。本書は、北米・オーストラリア・イギリス等の先進国とタイ・スリランカやASEAN・EU共同体での最新事例から、個別指導・母語教育・多文化教育・グローバル人材育成等を取り上げ、これからの地球市民教育のあり方と、それらを実現するための多元的教育システムの具体像を探る。
はじめに
序 章 地球市民育成の方法――全体の概要
1 我が国の画一的教育状況
2 国際力を身につける地球市民教育のあり方
第1章 社会の変化と教育
――国際化・グローバル化・情報化への対応
1 人的移動・交流の増加と国際化・多文化化
2 情報の高度化
3 地球市民・グローバル人材育成の必要性
第2章 国際教育の限界
1 これまでの国際教育
2 単一システムの教育
第3章 国際力の形成
1 国際理解教育、グローバル人材育成の実践例
2 必要な国際力
第4章 異文化遭遇と多文化教育
――地球市民育成の取り組み1
1 アメリカにおける多文化の子どもへの差異の視座
2 カナダの個別指導・母語重視の多文化共生教育
3 オーストラリアの学校における地球市民教育の取り組み
4 イギリスの多文化社会における創造性・文化教育
第5章 新しい共同体の創造
――地球市民育成の取り組み2
1 京都「国際学生の家」
2 南タイ・ヤラー市の「平和センター」
3 スリランカの「サルボダヤ・シュラマダーナ運動」
4 ASEANの教育
5 EUの教育
第6章 国際教育協力の実情と課題
1 ケニアの辺境地におけるEFAの再検討
2 インドネシア、アフガニスタンにおける障がい者の教育普及
3 タイにみる移民児童教育と国際NGOの支援
終 章 地球市民・グローバル人材育成の課題
1 地球市民・グローバル人材の特質
2 地球市民・グローバル人材育成の方法
3 万人のための教育(EFA)の実現
4 今後の研究課題
引用文献
索 引
村田 翼夫[ムラタ ヨクオ]
編集
内容説明
近年のグローバル化に伴い、多面的視野をもち主体的に行動する市民の育成が求められているにもかかわらず、まだ課題は多い。本書は、北米・オーストラリア・イギリス等の先進国とタイ・スリランカやASEAN・EU共同体での最新事例から、個別指導・母語教育・多文化教育・グローバル人材育成等を取り上げ、これからの地球市民教育のあり方と、それらを実現するための多元的教育システムの具体像を探る。
目次
序章 地球市民育成の方法―全体の概要
第1章 社会の変化と教育―国際化・グローバル化・情報化への対応
第2章 国際教育の限界
第3章 国際力の形成
第4章 異文化遭遇と多文化教育―地球市民育成の取り組み1
第5章 新しい共同体の創造―地球市民育成の取り組み2
第6章 国際教育協力の実情と課題
終章 地球市民・グローバル人材育成の課題
著者等紹介
村田翼夫[ムラタヨクオ]
1941年富山県生まれ。1971年京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。1973年カリフォルニア大学バークレー校大学院教育学研究科修士課程修了。教育学博士号(京都大学)。マラヤ大学非常勤講師、筑波大学教育学系教授、大阪成蹊大学教授、京都女子大学発達教育学部教授を経て、公益財団法人未来教育研究所特任研究員。筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。