内容説明
経済規模がG7を上回り、アジアが「世界の中心」となりつつある今、アメリカは、アジア回帰へと舵を切った。巨大国家・中国を中心とする大陸連携の動きのなかで、現在の「力の均衡」を担保しつつ、通商・安全保障の新秩序を創ることはできるのか。アジアの地政学的な状況把握から、東南アジア・ASEAN諸国の現状を詳細に分析し、戦後七〇年を経た日本の国家戦略を探る。
目次
序章 なにが問題なのか
第1章 長期の趨勢を読み解く(新興国の台頭とグローバル・ガバナンスの変容;中国の台頭と東アジア/アジア太平洋の地域秩序 ほか)
第2章 地政学的枠組みを捉える(アメリカのアジア太平洋政策;中国の台頭とその政策 ほか)
第3章 東南アジアの戦略的動向(民族・宗教的多様性;経済格差 ほか)
第4章 アジア太平洋/東アジア/インド・太平洋と日本(日本を取り巻く現状;比較史的検討 ほか)
著者等紹介
白石隆[シライシタカシ]
1950年生まれ。1972年東京大学教養学部卒業。1977年コーネル大学大学院博士課程修了。1986年博士号取得(Ph.D.)。東京大学教養学部助教授、コーネル大学教授、京都大学東南アジア研究所教授、政策研究大学院大学副学長、内閣府総合科学技術会議議員を経て、政策研究大学院大学学長・日本貿易振興機構アジア経済研究所所長。主著:An Age in Motion,Cornell University Press,1999.、大平正芳アジア太平洋賞受賞。『海の帝国』中央公論新社、2000年、読売・吉野作造賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coolflat
koji
ちぃ。
なーちゃま
Meistersinger