「やらせ」の政治経済学―発見から破綻まで

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「やらせ」の政治経済学―発見から破綻まで

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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623075614
  • NDC分類 311.04
  • Cコード C3031

出版社内容情報

いかにやらせが発生し、成功を収め、発覚するのか。やらせの発見から破綻までの過程を多角的に考える「やらせ」に関して、その発生原因やその「やらせ」が他に及ぼす影響に関し、分野横断的に多分野の研究者が行った研究の集大成。

「やらせ」の問題は国内政治、国際政治の双方に存在し、またその研究手法も政治分析、数量分析、国際政治理論分析や社会学釣手法による分析など、様々な手法を用いて分析を行うことが可能であるが、これまでに定量的・学術的な分析を実施した研究は他に存在しない。

はじめに





 ? 「やらせ」の「発見」から「破綻」まで



第1章 「やらせ」の発見と演出の過程(宮脇 昇)

 1 やらせとは何か

 2 やらせの国内事例

 3 海外における事例

 4 やらせの成功条件

 5 やらせの構図



第2章 核不拡散レジームの虚構と現実──約束履行問題と核保有国の「嘘」と「偽善」(山本武彦)

 1 2015年NPT再検討会議の失敗

 2 核不拡散レジーム規範の矛盾

 3 核不拡散レジームの内実と核保有国の「嘘」

 4 国際政治における「約束履行」問題と核不拡散レジーム

 5 核不拡散レジームはなぜ崩壊しないのか

 6 いつまで続く核保有国の「嘘」と「偽善」



第3章 選挙とやらせと財政再建──英国・キャメロン政権と安倍政権の比較(上久保誠人)

 1 はじめに──キャメロン政権と安倍政権を比較する理由

 2 英国・キャメロン政権の緊縮財政政策(2010?2015年)

 3 日本・安倍政権の経済政策「アベノミクス」と財政健全化(2012?2014年)

 4 分析

 5 まとめ──選挙で国民に「期待」を問う日本、「成果」を問う英国





 ? 「やらせ」の演出



第4章 「やらせ」の経済社会学──どんなタイプの合理性に訴えようとしているか(後藤玲子)

 1 本人の同意と関与を伴うステージ設定

 2 ゴッフマン、フーコー、そしてセン

 3 問題関心と方法

 4 札幌市姉妹餓死事件

 5 個人の合理性と社会的選択

 6 福祉国家の死角

 7 むすびに代えて──誰がステージ設定に割り込むか



第5章 やらせの仕組み──プロレスでの欺き方から見た場合(近藤 敦)

 1 はじめに──本論のねらい

 2 プロレスにおけるやらせ

 3 プロレスの構造──トンプソンの議論から

 4 プロレスマスコミとプロレスファン

 5 やらせの成立条件──ひとつの仮説として

 6 おわりに──いくつかの補足





 ? 「不正」の政治過程



第6章 行政指導の効力に関する一考察──演出された介入か、介入の演出か(藤井禎介)

 1 行政指導という主題

 2 行政指導の効力──2つの説明

 3 行政指導の効力の類型化

 4 行政指導における「演出」



第7章 選挙制度がクライエンテリズムによる政策の歪みに与える影響──政策金融データによる分析(清水直樹)

 1 目的

 2 どのようにクライエンテリズムによる政策の歪みを測定するのか

 3 データの説明

 4 分析

 5 結論



第8章 選挙監視とウソ──CIS諸国と選挙監視の「虚言」と「受容」(玉井雅隆)

 1 問題の所在

 2 選挙監視と国際政治

 3 OSCE(欧州安全保障会議)選挙監視メカニズムの成立

 4 OSCE選挙監視メカニズムの実際

 5 ウィーンの東(East of Vienna)問題と選挙監視

 6 選挙監視と「やらせ」



第9章 地球環境政策における公約の後退(横田匡紀)

 1 問題の所在

 2 気候変動政策の国際的展開

 3 国内での検討

 4 考察

 5 総括と展望



おわりに

人名索引/事項索引

後藤 玲子[ゴトウ レイコ]
2017年3月現在一橋大学経済研究所教授

玉井 雅隆[タマイ マサタカ]
2017年3月現在 立命館大学政策科学部講師

宮脇 昇[ミヤワキ ノボル]
2017年3月現在 立命館大学政策科学部教授

内容説明

「やらせ」の発生原因とその影響。いかにやらせが発生し、成功を収め、発覚するのか。やらせの発見から破綻までの過程を多角的に考える。

目次

1 「やらせ」の「発見」から「破綻」まで(「やらせ」の発見と演出の過程;核不拡散レジームの虚構と現実―約束履行問題と核保有国の「嘘」と「偽善」;選挙とやらせと財政再建―英国・キャメロン政権と安倍政権の比較)
2 「やらせ」の演出(「やらせ」の経済社会学―どんなタイプの合理性に訴えようとしているか;やらせの仕組み―プロレスでの欺き方から見た場合)
3 「不正」の政治過程(行政指導の効力に関する一考察―演出された介入か、介入の演出か;選挙制度がクライエンテリズムによる政策の歪みに与える影響―政策金融データによる分析;選挙監視とウソ―CIS諸国と選挙監視の「虚言」と「受容」;地球環境政策における公約の後退)

著者等紹介

後藤玲子[ゴトウレイコ]
一橋大学経済研究所

玉井雅隆[タマイマサタカ]
立命館大学政策科学部、京都学園大学経済経営学部

宮脇昇[ミヤワキノボル]
立命館大学政策科学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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