冷戦史を問いなおす―「冷戦」と「非冷戦」の境界

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  • サイズ A5判/ページ数 397,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623074709
  • NDC分類 319.02
  • Cコード C3031

内容説明

それはいかなる「戦い」だったのか。核兵器開発、西側同盟、脱植民地化、文化変容…「冷たい戦争」の歴史的要素をめぐる本格的探究。

目次

新しい冷戦認識を求めて―多元主義的な冷戦史の可能性
第1部 西側同盟内関係と冷戦(同盟から冷戦を考える;イギリスの原爆開発と冷戦―一九四五~一九四七年;同盟要因と同盟国の対米影響力―キューバ・ミサイル危機における米英関係;ブラント政権の東方政策と独米関係―一九六九~一九七二年;ヨーロッパ・アメリカ・ポンド―EC加盟と通貨統合をめぐるヒース政権の大西洋外交、一九七〇~一九七四年;天然ガス・パイプライン建設をめぐる西側同盟―一九八一~一九八二年)
第2部 脱植民地化と冷戦(西欧への二つの挑戦―脱植民地化と冷戦の複合作用;東南アジアにおける脱植民地化と冷戦の開始―想像上の共産主義の恐怖はいかにして生成されたか、一九四七~一九四九年;チュニジア・モロッコの脱植民地化と西側同盟;国連組織防衛の論理とカタンガ分離終結―一九六二~一九六三年;コンゴ(ブラザヴィル)共和国をめぐる中台国交樹立競争
冷戦・アパルトヘイト・コモンウェルス―イギリス対外政策と南アフリカへの武器輸出問題、一九五五~一九七五年)
第3部 国内の文化・社会の変容と冷戦(冷戦と文化的なもの;アメリカを超えるジャズと冷戦;戦後ドイツ音楽文化と冷戦―占領期ベルリンにおけるアメリカの音楽政策、一九四五~一九四九年;冷戦とプロテスタント教会―東ドイツ国家による教会政策の展開と「社会主義の中の教会」;スペイン内戦・冷戦・民主化―アメリカの労働組合と対スペイン政策)

著者等紹介

益田実[マスダミノル]
1965年山口県生まれ。1994年京都大学大学院法学研究科退学。博士(法学)。現在、立命館大学国際関係学部教授

池田亮[イケダリョウ]
1970年大阪府生まれ。2006年ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)国際関係論博士課程修了。Ph.D.(国際関係史)。現在、関西外国語大学英語キャリア学部准教授

青野利彦[アオノトシヒコ]
1973年広島県生まれ。2007年カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校歴史学研究科博士課程修了。Ph.D.(歴史学)。現在、一橋大学大学院法学研究科准教授

齋藤嘉臣[サイトウヨシオミ]
1976年福岡県生まれ。2005年神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わび

2
日本における冷戦史研究の近年の成果をまとめた論文集。世界的な冷戦史研究の潮流となっている同盟内政治、第三世界の動向、社会・文化との関連の三部構成に14の論文が収められている。編者の述べる「冷戦」と「非冷戦」の境界を峻別する試みが成功しているかは疑問だが、各論文は興味深く読めた。また、序章での冷戦史研究の総説も有益である。2018/07/07

たけふじ

0
久々に再読。冷戦の論理に必ずしもとらわれない英仏独。フランスは自国のフリーハンド、ドイツは再統一の担保と、国益として第一に据えるものが侵されそうになれば独自外交を行う。またイギリスは米欧ソのバランサーとして働く。米と対等な立場であろうとした原爆開発、衝突を起こさせないため国連に圧力をかけ米の選択肢を作ろうとしたキューバ危機、米欧の二本軸に再編しようとした通貨体制、仏と歩調を合わせるよう米を牽制した植民地独立。本書にはこれだけの英の独自外交が現れる。東西対立だけでは捉えきれないのだとよく分かる。2017/03/09

たけふじ

0
「冷戦」と「非冷戦」の境界を捉えるという統一テーマのもと若手研究者が結集。「西側同盟内部」「第三世界」「文化」の三部構成で、14のテーマについて扱う。個人的にはイギリスの立ち回りが最も「非冷戦的」であるように思えた。イデオロギーよりも地政学的な意味での安全保障やコモンウェルスのリーダーとしての座を重視する政策。冷戦の論理の外に動いており、そのためアメリカと異なる政策を採ることもしばしばあった。一つ一つの事象を見ていくと冷戦の論理ではない部分で動いているケースは多い。まさに「冷戦とは何か」を捉えなおす一冊。2016/04/30

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