内容説明
本書は、人文社会科学系の学生が社会統計学の考え方を基礎から学ぶことで、「社会調査士」資格の取得に加えて、情報化社会における「市民的教養」としての統計リテラシーを身につけることを目指す。全15章構成で、大学の半期講義に対応。一般読者も自習できるよう、平易な記述スタイルとし、例題と学習課題も用意。具体的な分析例を豊富に用いて、実際にデータ分析を体験するなかで統計学的思考を学ぶ。
目次
社会調査はどのように行われるのか
調査データをどう分析するのか
度数分布表を作成する
度数分布を記述する
クロス集計表を作成する
クロス集計表を分析する―カイ二乗検定
2つの平均の差を検定する(正規分布;t検定)
複数の平均の差を検定する―分散分析
2つの連続変数間の関係を推定する(回帰分析の基礎;回帰分析の応用)
離散変数間の関連を測定する―関連係数
エラボレーション(1)―擬似相関と交互作用
エラボレーション(2)―偏相関係数と付加効果
講義のまとめ―調査報告書や論文の読み方・書き方
著者等紹介
片瀬一男[カタセカズオ]
1956年長野県生まれ。1979年東北大学文学部卒業。1983年東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得中退。東北大学文学部助手、東北学院大学教養部専任講師などを経て、東北学院大学教養学部教授
阿部晃士[アベコウジ]
1968年山形県生まれ。1991年東北大学文学部卒業。1996年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、岩手県立大学総合政策学部准教授などを経て、山形大学人文学部准教授
高橋征仁[タカハシマサヒト]
1965年山形県生まれ。1987年東北大学文学部卒業。1993年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。山口大学人文学部准教授などを経て、山口大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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