内容説明
阪神・淡路大震災において「住民主権型」まちづくりが創造的復興を導いた経験をもとに、主権者である住民と行政が「協働」で計画を作り対策を講じることを提言する。
目次
第1章 阪神・淡路大震災からの復興と「失われた20年」
第2章 阪神・淡路大震災の発生と被災直後の概要
第3章 「2段階都市計画」が開いた制度変革の扉
第4章 住民主体型事業を支える神戸市まちづくり条例
第5章 「被災市街地復興特別措置法」の制定と意義―効率追求から安全追求へ
第6章 「住民参加型」から「住民主権型」まちづくりへ
第7章 「住民主権型」まちづくりの確立
第8章 防災行政の責任と新しい課題―東日本大震災の復興状況から
第9章 災害対策基本法の大改正―国・都道府県・市町村・住民の4者体制に
第10章 住民主権型「減災」のまちづくり
著者等紹介
中山久憲[ナカヤマヒサノリ]
1949年神戸市に生まれる。1975年大阪大学大学院工学研究科博士前期課程修了、工学修士。1983年埼玉大学大学院政策科学研究科博士前期課程修了、政治学修士。1975年~神戸市役所採用後、神戸市都市計画局・土木局・兵庫区役所、神戸港埠頭公社、神戸市都市計画総局、神戸市都市整備公社、神戸市開発管理事業団などを経て、神戸学院大学現代社会学部社会防災学科教授。『神戸の震災復興事業』学芸出版社、2011年。(2011年度日本都市計画学会「石川奨励賞」受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。