内容説明
ナショナルな正義を提唱したロールズの理論から洞察をはじめ、現在グローバル化の時代のなかで、国境を越え整合する社会正義を追う。ロールズに始まり、セン、ポッゲ、ヌスバウムと続く、コスモポリタニズム、ケイパビリティ・アプローチの思想的なつらなりのなかで、グローバル正義の実現の可能性を問う。
目次
正義論のポスト・ロールズ的展開に向けて
第1部 「国内社会」から「地球社会」へ(ロールズ『正義論』の意義と拡張可能性;ロールズ『諸人民の法』とその限界)
第2部 「資源」から「ケイパビリティ」へ(コスモポリタニズムからの批判―ポッゲの資源主義;ケイパビリティ・アプローチからの批判(1)―センの経済哲学)
第3部 「契約論」から「ケイパビリティ・アプローチ」へ(ケイパビリティ・アプローチからの批判(2)―ヌスバウムの政治哲学
センとヌスバウムのグローバル正義論―ポスト・ロールズの地平)
理論から実践へ
著者等紹介
神島裕子[カミシマユウコ]
1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程(国際社会科学専攻)修了。博士(学術)。現在、中央大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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