Minerva西洋史ライブラリー<br> コミュニケーションから読む中近世ヨーロッパ史―紛争と秩序のタペストリー

個数:

Minerva西洋史ライブラリー
コミュニケーションから読む中近世ヨーロッパ史―紛争と秩序のタペストリー

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年06月04日 11時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 545p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623072781
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C3322

内容説明

本書は、中近世ヨーロッパに特徴的なコミュニケーションのありようを、個人や集団間のダイナミックなインタラクションとして見る。取り扱う年代・地域とも多岐にわたるが、繰り返される紛争と合意・平和のための相互関係のプロセスが、政治・経済・宗教など多様な領域における秩序にとって不可欠であったことを示す。

目次

コミュニケーションから歴史を読み解くこと
第1部 移動する君主と宮廷、あるいは首都の伝統(宮廷集会の内と外―フリードリヒ・バルバロッサ即位初年の事例より;ウィリアム征服王と息子たち―宮廷集会と証書発給にうかぶ家族の秩序 ほか)
第2部 地域の紛争解決と政治的統合(王子エドワードの対ボルドー政策、一二五四~六一年―領有者プランタジネット家と都市コミューンのコミュニケーション;ロプト・ヘルガソンの「反逆」―一三世後半アイスランド社会とノルウェー王権 ほか)
第3部 都市のアイデンティティと都市間コミュニケーション(都市景観が映す支配の歴史―ボローニャの場合;交易にはポー川を通るべし―ヴェネツィアと内陸近隣諸都市の争い・秩序 ほか)
第4部 教会のあるべき秩序をめぐって(彷徨える異端者たちの足跡を辿る―中世南フランスにおける異端審問と「カタリ派」迫害;悪評を通じて魂を統治する―一三世紀のルーアン大司教ウード・リゴーによる巡察 ほか)
第5部 他者とのコミュニケーションと秩序形成(外国人には官職を与えるな―中世後期チェコにおける貴族共同体のアイデンティティ;アレクシオスは平和の仲介者か―一二九九年前後のクレタにおけるヴェネツィア支配とギリシア人 ほか)

著者等紹介

服部良久[ハットリヨシヒサ]
1950年生まれ。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程中途退学。博士(文学)。現在、京都大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

5
なんかすでに読了になってて、別の本と勘違いして登録したっぽいな……。本書は結構面白かった。ビザンツ皇帝の反乱に対する対応の分析では、教会を味方につけていないと反乱は覚束ないとか、武力鎮圧が容易そうなら躊躇わないが、無理そうならさっさと諦めて平和な余生を選びがちとかおもしろかった。農村部の法廷争いの過程とかも興味深い。色々な時代の色々な土地の論文が収められているので、参考文献から読みたい本がすごい増えてしまった……。その意味でも良い本でした。2022/10/29

人生ゴルディアス

5
紛争の在り方とその解決方法から、当時の法制や社会の仕組み、空気を構成しよう…という試みなのかな。思ったより興味持てなくてすごくしんどかった。神の平和運動からグレゴリウス改革のところで、初めて有名な、祈る人・戦う人・耕す人、の区分ができたという話はおお、となったが、どうして平和運動が起きたかは、その次の論考でいきなり前の論を否定してて、うーん、とか。フェーデについても、明文化した法よりも名誉優先、だと思う、みたいな煮え切らない感じだった。2021/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9953332
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。