内容説明
なぜいま、保育において子どもの心の育ちを考えることが必要なのでしょうか?また、なぜ保育者と子どものあいだの「接面」をエピソードに描く必要があるのでしょうか?―本書では心を育てる保育こそ真の意味で「子どもの最善の利益」を考えることに繋がるという観点に立ち、子どもを育てる営みの基本に立ち返りながら、いま保育において大切にしたい“子どもの心の育ち”について、保育者の描いたエピソードを通して振り返り、考えていきます。
目次
序章 子どもの心を育てる保育と「子どもの最善の利益」
第1章 「心を育てる」ことと「養護の働き」
第2章 保育の基本は「接面」での営みにある
第3章 子どもを育てる営みの基本に立ち返る
第4章 これまでの議論をエピソードを通して振り返る
終章 「子どもの最善の利益」を「子どもの幸せ」の観点から捉え直す
著者等紹介
鯨岡峻[クジラオカタカシ]
京都大学名誉教授。中京大学心理学部客員教授。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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