内容説明
2014年に生誕100年を迎えた糸賀一雄。本書では彼の思想の今日的意義に触れながら、福祉リーダーとしての糸賀像に迫る。京極高宣著『この子らを世の光に』(日本放送出版協会)の一部復刊に、糸賀一雄生誕100年記念に寄せた論文等を新たに加えた待望の書。
目次
序 糸賀思想の分析視角
第1章 糸賀一雄の生涯
第2章 糸賀一雄の福祉実践―わが国の先駆的実践例
第3章 糸賀一雄における福祉の思想
第4章 糸賀の思想的遺産―世界の中での糸賀の福祉思想
終章 糸賀思想の今日的意味
著者等紹介
京極高宣[キョウゴクタカノブ]
東京大学大学院経済学研究科博士課程理論経済学専攻修了。1995年4月日本社会事業大学学長。2005年4月国立社会保障・人口問題研究所所長。2008年8月全国社会福祉協議会中央福祉学院学院長。2010年3月国立社会保障・人口問題研究所名誉所長。2010年7月社会福祉法人浴風会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yuka
1
◆◆◆覚書(評価ではありません)2017/03/05
🍒
0
文字通り糸賀一雄の障害と思想についてまとめた本。理解はできてないけど「この子ら「に」」ではなく、「この子ら『を』世の光に」と糸賀一雄が言ったのには理由があるのだなと思った。糸賀一雄の思想についてほんのちょっとでも知ることができたのは良いが、著者の「自立」や「福祉経営」に関する考え方が糸賀一雄の分析に偏りを感じるのは気のせいだろうか。ただ糸賀一雄の「共にいること」の大切さや、発達保障の考え方などは勉強になった。2023/05/14