内容説明
教師は子どもたちにとってどういう存在であるべきか。教育とは何か、「教える‐学ぶ」を考えるうえで大切なことは何かについて、先人の教えにも学びながら、ともに考えていく。
目次
教育の理念―教育の本質と可能性
教育の原理と目的
教育に関する思想と歴史の変遷―古代ギリシア時代から十七世紀バロック時代まで
クラスの子どもたちを「授業の主体」に―林竹二の教育思想と教育実践
伝統的な教育学と実存的教育との統合の可能性
「我と汝」の教育論―ブーバーによる「世界との関わりの在り方」
教師にとって信頼とは何か
それでも人生にイエスと言う―フランクルの人間形成論
「苦悩」と「意味への意志」の教育学的意義
ボルノーにおける言語教育の意義と課題
教育における真理論の教育学的意義
家庭教育の教育学的意義と課題
臨床教育学的「我と汝の対話」の可能性
「ケアリング」とは何か―ミルトン・メイヤロフの『ケアの本質』を中心に
「経験」のなかの私、「体験」に先行する私―森有正の「経験」概念
著者等紹介
広岡義之[ヒロオカヨシユキ]
1958年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程(教育学専攻)単位取得満期退学。現在、神戸親和女子大学発達科学部教授、博士(教育学)。専攻は教育学(教育哲学・臨床教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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