MINERVA世界史叢書<br> 地域史と世界史

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MINERVA世界史叢書
地域史と世界史

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  • サイズ A5判/ページ数 315,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623071128
  • NDC分類 209
  • Cコード C3322

出版社内容情報

地域から見た世界史の接続と不接続、過去の一地点から見渡す世界、時系列と同時代が織りなす新しい時空間を俯瞰する。時系列に沿って読み解く縦の歴史、同時代の地域を結んで読み解く横の歴史。本書は、これまで分析の主体となって来た「国」や「地域」の概念を改めて批判的に精査し、縦糸と横糸の織りなす時空間によって、我々に新しい歴史の景色を提示するグローバル・ヒストリーの試みである。

序 章 地域史と世界史(羽田 正)

 1 歴史研究と時空間

 2 一国史や地域史と新しい世界史

 3 新しい世界史という織物



 第?部 地域史と世界史の接続・不接続

第1章 古琉球から世界史へ(村井章介)

    ??琉球はどこまで「日本」か

 1 「日本」史と地域史

 2 古琉球史の射程

 3 古琉球に関する文字史料



第2章 東アジア(貴志俊彦)

    ??相関する地域・交錯する地域像

 1 「東アジア」という地域像

 2 日本における東アジア地域認識の推移

 3 「東アジア」アイデンティティと中国・韓国

 4 21世紀の東アジア論へ向けて



第3章 イスラーム世界(羽田 正)

    ??歴史を語る空間概念枠組みの功罪

 1 「イスラーム世界」という概念の成立とその日本語への導入

 2 イスラーム世界史研究の歴史

 3 「イスラーム世界」と世界史の関係



第4章 インド洋(鈴木英明)

    ??海から新しい世界史は語りうるのか

 1 海への注目と可能性

 2 歴史叙述の舞台としてのインド洋海域の成り立ち

 3 インド洋海域史研究からのレッスン

 4 海から世界史は語りうるのか



第5章 中央ユーラシア世界(杉山清彦)

    ??方法から地域へ

 1 方法としての「中央ユーラシア」

 2 実体としての中央ユーラシア

 3 「中央ユーラシア」をどう定義するか

 4 中央ユーラシア世界と世界史

 5 中央ユーラシアの「周縁化」と「実体化」



第6章 ラテンアメリカ(高橋 均)

    ??20世紀を通じての自己診断の変遷と後進性の過剰演出

 1 20世紀ラテンアメリカの自己診断における「後進性」の過剰演出

 2 個人的な体験??アフリカの某国某市のバスターミナルにて

 3 最貧国の近現代史モデルの構想

 4 中進国ラテンアメリカにおける後進性の過剰演出の根源は何か



 第?部 都市から眺めた1870年の世界

第7章 1872~73年の那覇(渡辺美季)

    ??イギリス船ベナレス号の遭難事件から見た「世界」

 1 宜名真のオランダ墓

 2 近世琉球の「世界」

 3 琉球史料から見た遭難事件

 4 イギリス史料から見た遭難事件

 5 事後の経緯と明治政府

 6 那覇の変化



第8章 上海から見た1870~74年の「世界」(古田和子)

    ??財政とアヘン

 1 分析の課題と視角

 2 貿易の概観と実態経済

 3 寒防・海防をめぐる財政の綱引きと上海の商人

 4 アヘン市場をめぐる綱引き

 5 上海と「その他の世界」



第9章 スラバヤ(大橋厚子)

    ??海軍・砂糖輸出・機械工業の都市

 1 19世紀の国際関係とスラバヤの発展

 2 1870年頃のスラバヤの概観

 3 造船所・機械廠・優秀な工場労働者

 4 優秀な土着の職人たち

 5 郊外の砂糖農園

 6 グローバルなシステムのなかのスラバヤ



第10章 ボンベイ(井坂理穂)

    ??エリート層から見た「世界」

 1 イギリスの植民地支配とボンベイ

 2 ボンベイのエリート層の諸活動

 3 出版物、結社を通じてつながる世界



第11章 モスクワ(森永貴子)

    ??1872年科学技術博覧会への眼差し

 1 1870年前後のモスクワ

 2 協会設立ブームと愛国主義の動き

 3 科学技術博覧会とその反響



第12章 サンフランシスコ(貴堂嘉之)

    ??西部開拓・帝国都市・近代

 1 世界とつながる

 2 サンフランシスコの都市開発と人種・民族交錯史



第13章 アレクサンドリア(加藤 博)

    ??文明の交差する地中海近代都市

 1 中心と周縁のネクサス

 2 副王イスマイールのエジプト

 3 国際博覧会文化とイスラーム世界

 4 世界経済とエジプト

 5 近代アレクサンドリア

 6 問われている近代



人名・事項索引

羽田 正[ハネダ マサシ]
2016年10月現在 東京大学理事・副学長。東洋文化研究所教授。

内容説明

グローバル・ヒストリーの縦糸と横糸。地域から見た世界史の接続と不接続、過去の一地点から見渡す世界、時系列と同時代が織りなす新しい時空間を俯瞰する。

目次

地域史と世界史
第1部 地域史と世界史の接続・不接続(古琉球から世界史へ―琉球はどこまで「日本」か;東アジア―相関する地域・交錯する地域像;イスラーム世界―歴史を語る空間概念枠組みの功罪;インド洋―海から新しい世界史は語りうるのか;中央ユーラシア世界―方法から地域へ;ラテンアメリカ―二〇世紀を通じての自己診断の変遷と後進性の過剰演出)
第2部 都市から眺めた一八七〇年の世界(一八七二~七三年の那覇―イギリス船ベナレス号の遭難事件から見た「世界」;上海から見た一八七〇~七四年の「世界」―財政とアヘン;スラバヤ―海軍・砂糖輸出・機械工業の都市;ボンベイ―エリート層から見た「世界」;モスクワ―一八七二年科学技術博覧会への眼差し;サンフランシスコ―西部開拓・帝国都市・近代;アレクサンドリア―文明の交差する地中海近代都市)

著者等紹介

羽田正[ハネダマサシ]
1953年生まれ。1983年Ph.D.(パリ第3大学)。現在、東京大学理事・副学長。東洋文化研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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