内容説明
イギリスで実施された高齢期のQOLに関する大規模研究、グローウィング・オールダー・プログラム。本書ではその研究成果を統合した包括的な報告を行う。老年社会学の様々な領域で活躍する研究者による発見事項を、環境、家族、死別、社会的相互作用などの8つのテーマから横断的に検討することで、高齢期のQOLの幅広い様相を示す。多角的アプローチをすることで、QOL向上のための政策やその実施に貢献する重要な提言を行う。
目次
第1章 グローウィング・オールダー・プログラム
第2章 QOLの意味と測定
第3章 高齢期におけるQOL格差
第4章 高齢期の外出、移動とQOL
第5章 高齢者の家族役割と経済的役割
第6章 ジェンダーと民族性からみた高齢期の社会参加
第7章 高齢者の社会的孤立と孤独感
第8章 虚弱な高齢者のアイデンティティとQOL
第9章 高齢期のアイデンティティと社会的サポート
第10章 配偶者に先立たれた高齢者
第11章 研究から実践現場へ
著者等紹介
ウォーカー,アラン[ウォーカー,アラン] [Walker,Alan]
シェフィールド大学社会学部社会政策学教授、ESRCグローウィング・オールダー・プログラムディレクター
岡田進一[オカダシンイチ]
1994年アメリカコロンビア大学大学院ソーシャルワーク研究科後期博士課程修了(社会福祉学博士:D.S.W.)。現在、大阪市立大学大学院生活科学研究科教授
山田三知子[ヤマダミチコ]
1995年関西学院大学法学部卒業。1998年イギリスノッティンガム大学社会政策学修士号取得。2004年イギリスシェフィールド大学社会政策学博士号取得後、同大学客員研究員。現在、大阪市立大学大学院生活科学研究科客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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