内容説明
本名長谷川辰之助。一般には『浮雲』の作者として知られているが、大学教授、新聞記者、実業家、間諜などさまざまな顔も持つ。なぜ彼はいくつもの道を渡り歩いたのか。自己否定を繰り返し、なすべきことを求めてさまよった異形の文学者の生涯を描き出す。
目次
第1章 「暗中模索」の出発点
第2章 文学開眼
第3章 実業の世界へ
第4章 革命と二葉亭
第5章 文壇復帰
第6章 ロシアに死す
著者等紹介
ヨコタ村上孝之[ヨコタムラカミタカユキ]
1959年生まれ。プリンストン大学比較文学科修了(PhD)。現在、大阪大学大学院言語文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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