内容説明
グローバリゼーションが加速する現代世界において、資本主義を支えたシステムが破綻しつつある。今こそ、新たな経済体制と新たな文明を生み出すときである―。本書は、協同組合やNPO等の非営利セクターに焦点を当て、諸外国・日本の先進事例を検討しながら「連帯社会」の構想を提起するとともに、「共生」の視点から自然と人間の関係を再考する。
目次
第1部 現代資本主義の危機と新たな経済体制(現代における三つの危機とその根本原因;新たな経済体制をめざす連帯社会の構想;連帯社会の未来構想)
第2部 欧米の協同組合と社会変革への挑戦(欧州の社会的経済と協同組合運動;従業員所有企業と自主管理・従業員買収)
第3部 日本における連帯と協同(日本の非営利セクターと協同組合運動;非営利価値を基礎にした非営利セクター;真の連帯と共生に向けて)
著者等紹介
津田直則[ツダナオノリ]
1944年生まれ。1968年神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了。大分大学経済学部勤務、桃山学院大学経済学部勤務を経て1980‐1981年ユーゴスラヴィア政府国費留学生。1999‐2007年桃山学院常務理事。2003‐2005年社会・経済システム学会会長。現在、桃山学院大学経済学部教授。NPO法人共生型経済推進フォーラム理事長。協同労働の協同組合法制化・関西市民会議代表。コープこうべ生活協同組合理事。社会・経済システム学会理事。経済学博士(神戸大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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