内容説明
ヨーロッパという地域枠組みに新しい価値を置く地域主義の形であるヨーロッパ統合構想。ドイツ・ヴァイマル共和国では、どのような発展を遂げたのか。本書は、中欧から拡がって行く地域統合の流れを、政治史の立場から精緻に実証する試みである。
目次
ヴァイマル共和国と地域統合
第1部 地域統合の理念(ヨーロッパ統合思想の登場;ドイツの「ヨーロッパ協同体」理念)
第2部 地域統合の外交政策(ヨーロッパ志向の外交政策;中欧志向の外交政策)
第3部 独墺関税同盟計画(ブリアンの「ヨーロッパ連邦」計画;独墺関税同盟計画に至る諸構想;中欧からヨーロッパへの展望;独墺関税同盟計画の挫折)
ヨーロッパへの迂回する道
著者等紹介
北村厚[キタムラアツシ]
1975年福岡市生まれ。2004年九州大学大学院法学府博士課程を単位取得退学。2007年博士(法学)を取得。九州大学大学院法学研究院講師、法政大学法学部兼任講師等を経て、東京成徳大学高等学校専任講師(世界史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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