内容説明
開発経済学はどのように展開し、現時点ではいかなる到達点に達しているのか。理論編では、制度の理論、開発マクロ経済理論、空間経済学、開発パラダイム、開発援助レジームなどを包括的に網羅して開発経済学を再構築。実証編では、東アジア地域、中南米地域、アフリカ地域から最新の研究成果を提示した。
目次
開発経済学の潮流と課題
第1部 開発経済学の理論(制度に関する一般論;政策と制度;開発マクロ経済学の基礎;発展モデルと経済成長理論;途上国と金融グローバル化;自己組織的な産業集積と輸送費用;空間経済学と産業クラスター;産業政策と国際貿易;開発パラダイムと援助理論モデル;「ワシントン・コンセンサス」とは何であったか;「開発援助レジーム」の形成と挫折)
第2部 途上国地域経済の実証(アジアの地域統合;アフリカの地域統合;改革開放後の中国の経済改革;アフリカ経済の発展―産業多様化と政府の役割;中南米諸国における「生活安全保障」)
著者等紹介
坂井秀吉[サカイヒデヨシ]
1942年兵庫県生まれ。1973年ペンシルベニア大学大学院経済学部博士課程中退。広島市立大学副学長、東北大学大学院環境科学研究科教授、新潟県立大学教授を経て、開発経済研究会主宰、広島市立大学名誉教授
柳原透[ヤナギハラトオル]
1948年東京都生まれ。1976年イェール大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、拓殖大学国際学部・大学院国際協力学研究科教授
朽木昭文[クチキアキフミ]
1949年宮崎県生まれ。1978年京都大学農学部農林経済学科博士課程修了。博士(農学)。現在、日本大学生物資源科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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