内容説明
本書は、英国における前労働党政権から保守党・自由民主党連立政権への流れの中で、所得保障政策がどのように展開されてきたのかを検証するとともに、今後の方向性を展望したものである。まず、世代別に政策をとらえ直したうえで、ディテールを丹念に確認しつつ政策の潮流を俯瞰することで、就労支援が所得保障政策のあり方を構想する際に大きな鍵を握る点を指摘しているのが、本書の特徴である。
目次
第1章 英国所得保障政策の俯瞰
第2章 就労世代に対する所得保障政策
第3章 連立政権による福祉・就労対策の展開
第4章 障害者に対する所得保障政策
第5章 高齢者に対する所得保障政策
第6章 児童に対する所得保障政策
著者等紹介
井上恒男[イノウエツネオ]
1949年生。1974年東京大学法学部卒業後、厚生省入省。現在、同志社大学大学院総合政策科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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