内容説明
福祉・社会保障政策と雇用・労働政策の密接な連携を求めて。両者の「はざま」の問題を浮かびあがらせ、その領域の政策課題について検討する。
目次
福祉と労働・雇用のはざま
雇用保険と生活保護の間にある「空白地帯」と就労支援
高齢者の雇用対策と所得保障制度のあり方
学校から職業への移行
障害者の福祉と雇用と「福祉的就労」
女性雇用と児童福祉と「子育て支援」
労働時間と家庭生活
労災補償と健康保険と「過労死・過労自殺」
年功賃金をめぐる言説と児童手当制度
最低賃金と生活保護と「ベーシック・インカム」
非正規雇用と社会保険との亀裂
医療従事者の長時間労働
外国人「労働者」と外国人「住民」―日本人は外国人との「共生」を望んでいるか
著者等紹介
濱口桂一郎[ハマグチケイイチロウ]
1958年生まれ。1983年東京大学法学部卒業、同年労働省入省。東京大学客員教授、政策研究大学院大学教授を経て、独立行政法人労働政策研究・研修機構労使関係部門統括研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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