目次
第1部 翻訳とは?通訳とは?
第2部 翻訳と通訳の歴史(日本の翻訳通訳史;世界の通訳史;世界の翻訳史)
第3部 社会における翻訳と通訳(翻訳/通訳者の役割;通訳の種類;職業としての通訳;翻訳とテクノロジー;職業としての翻訳;メディアと翻訳通訳;教育)
第4部 翻訳通訳研究へのアプローチ(翻訳学;通訳学;隣接分野)
著者等紹介
鳥飼玖美子[トリカイクミコ]
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任教授、国立国語研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
14
グローバル人材の否定的な側面が書かれている。英語至上主義である。英和の不平等性を助長する。方言や外国人の母語、ろう者の手話言語に不寛容になる(9頁)。つまり、津田先生の英語帝国主義のようなことでは、異文化尊重、少数民族への配慮が希薄化する可能性もある。通訳案内士は、2020年までに2000万人の訪日外客を目標とする(66頁)。金曜日、受かっているかな。受かってればいいが、落ちてればまた1次試験の邦文2科目か。2次では手ごたえあったがなぁ。2014/02/03
Nobu A
3
最近、興味を持つ翻訳。言語教育に携わり、隣接領域なのに知らないこと多数。よって学びも多数。4章の総数84項目構成。「やわらかアカデミズム」シリーズとあって翻訳の役割や社会に及ぼす様々な影響等社会言語学領域から日本と海外の翻訳学に関する動向と幅広く網羅し、各項目2頁に収め、平明に解説。国内では既に「日本書紀」に通訳者の存在が記され、海外ではアステカ王国を征服したコルテスに通訳者が帯同と翻訳の歴史は遠い昔まで遡る。多文化共生を標榜する日本と翻訳の繋がりは深く、今後の進展が気になると同時に更なる発展を望む。2019/05/01
Kate3
2
気になるページだけ拾い読みしたけれど、次回は返却期限まで余裕を持って読みたいです。2014/08/31
たろーたん
1
ちょっと思っている感じと違った。通訳の中にも色々とあって、その色々なモノをそのまま並べた感じ。意外とこういう事実があるみたいなのこともほとんどなく、知っているものを知っている感じに紹介された。また、体系性があるようにも見えず、「まあ、色々な翻訳があるんですね…」と言った感じ。「よくわかる○○学シリーズ」は、結構ハズレもあるので、ちょっとハズレ回だったのかもしれない。2023/12/01
yasukotta
1
翻訳通訳学についての知識がない私のような読者にとってとても便利な概要書です。「第1部 翻訳とは?通訳とは?」、「第2部 翻訳と通訳の歴史」、「第3部 社会における翻訳と通訳」、「第4部 翻訳通訳研究へのアプローチ」の四部構成で、幅広いテーマを見開き1ページでまとめていて、参考文献が同じページに記載され、さらにクロスレファレンスができるよう配慮されています。買ってよかったです。2019/04/14