内容説明
本書は障害者がたどってきた歴史、障害者福祉の基盤となる考えをふまえ、この10年間に3度も改革が行われる等、改正の多い障害者福祉制度の変遷を丁寧に解説し、障害者問題を構造的に理解しやすくなるように編集されたものである。また、障害者が地域社会の一員として当たり前に暮らせるための支援とは何かを読者と共に考えていくことを志向した構成となっているのも本書の特徴である。障害者総合支援法への改正等を踏まえ、内容を大幅に見直した最新版。
目次
翻弄される障害者とその生活
第1部 障害者福祉とは何か(障害者の地域生活を支える思想と運動;障害の概念とその理解;障害者福祉の歩み ほか)
第2部 障害者総合支援法の実際(障害者総合支援法の考え方;総合的な自立支援システムの仕組みと課題;障害福祉サービス利用のプロセス ほか)
第3部 障害者福祉の関連分野(障害者の雇用;障害児教育;障害者の生活環境 ほか)
障害者差別禁止法の必要性
著者等紹介
大島侑[オオシマタスク]
1936年生まれ。1961年明治学院大学卒業。元・山口福祉文化大学教授。2012年逝去
村井龍治[ムライリュウジ]
龍谷大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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