ミネルヴァ日本評伝選<br> 西田幾多郎―本当の日本はこれからと存じます

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ミネルヴァ日本評伝選
西田幾多郎―本当の日本はこれからと存じます

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  • サイズ B6判/ページ数 356,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623066148
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0310

内容説明

西田幾多郎(一八七〇~一九四五)哲学者。京都学派の祖。明治期の青年の意気に燃えつつも、落伍者の悲哀をなめ続けた人生の前段。京都帝国大学の哲学講座で思索に沈潜した大正期の、人生の中段。学問的名声に包まれ、しかし家庭では悲惨に見舞われ続けた昭和期の、人生の後段。再婚で癒されつつも、太平洋戦争の空襲下に絶命した晩年。本書はこの西田の人生と時代の全貌を描き切る。

目次

序章 「われ死なば…」
第1章 黒板を前にして―一八七〇‐一九一〇(人生軌跡「小生には尚一片の脊梁骨あり」;思想と時代―明治の勃興と「純粋経験」の思索)
第2章 黒板を後にして―一九一〇‐一九二八(人生軌跡「我は今深き己の奥底にあり」;思想と時代―大正の憂鬱と「場所」の開け)
第3章 黒板を去って(上)―一九二八‐一九三六(人生軌跡「交通巡査ピリピリオヂーチャンスルノデナイ」;思想と時代―昭和の暗雲と「弁証法的一般者」の思想)
第4章 黒板を去って(下)―一九三六‐一九四五(人生軌跡「ぶつかるまで何処までも」;思想と時代―昭和の破局と「矛盾的自己同一」の弁証法)
終章 「本当の日本はこれからと存じます」―一九四五‐
付論 欧米言語圏での西田哲学研究

著者等紹介

大橋良介[オオハシリョウスケ]
1944年京都市生まれ。1969年京都大学文学部卒業。1973年ミュンヘン大学哲学部博士課程修了。1983年ヴュルツブルク大学哲学教授資格(Habil.phil.)取得。1990年シーボルト賞受賞。京都工芸繊維大学工芸学部教授、大阪大学大学院文学研究科教授、龍谷大学文学部教授、ケルン大学Morphomata講座初代フェロー、ウイーン大学客員教授、ヒルデスハイム大学客員教授等を経て、現在、ケルン大学哲学科代行教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ブルーツ・リー

5
哲学の本だと思って借りてきたら、何と伝記だった。 そのため、内容は西田幾多郎の哲学というよりは、西田幾多郎の「人生」を書いたものとなっていた。 その思想の中身を知りたかった身としては、少し残念ではあるが、どういった人生を歩んだ人なのかも、結果として思想の内容を理解するのに役立つかと思い、読了。 …京都学派って、戦後に戦犯にされたのでは…? この本を読む限りでは、極端な戦争協力は書かれていなかったが、本の内容が戦犯に当たる部分を端から切ったのか、極東裁判が誤っていたのか。何か、闇の部分は、書かれていない感。2022/07/14

rbyawa

3
i015、「京都学派と日本海軍」の人なので若干の懸念はないでもなかったものの、全く逆にこの分野においてのタブー視はもうほとんどなくなっているんだなと思える、西田哲学そのものというよりその周辺にいる人物との関係を重視し、なんというか研究対象に対して諌めるような言動もあり、この場合は良い距離感かな。戦中の分析も良い。ただ彼の傍系の弟子である戸坂、三木のサイドに焦点を当てた本を見た後だと事態の蚊帳の外であることと、西田氏自身が気付いてなさそうなことが気にはなった、というか要するに著者さんも気付いてないのかこれ。2018/06/01

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