内容説明
住民による「自治」と安心して暮らしていくための「ケア」を統合させる政策及び実践のあり方について、三重県名張市でのアクションリサーチから紡ぎ出された「ローカルな実践知」をまとめた。小学校区ごとに「まちの保健室」と呼ばれる地域包括支援センターのブランチを設置し、住民と協働しながら地域包括ケアシステムの構築を進めてきた三重県名張市の実践知。
目次
序章 ローカルな実践知の可能性
第1章 地域包括ケアと総合相談の理論
第2章 自治とケアをつなぐ政策
第3章 身近な総合相談窓口の機能を「見える化」する
第4章 住民・地域の視点からみたまちの保健室
第5章 見守りケースからみたまちの保健室
第6章 実践事例から身近な総合相談窓口の機能を理解する
第7章 地域包括ケアシステムを住民とともに創る
著者等紹介
永田祐[ナガタユウ]
1974年神奈川県に生まれる。上智大学文学研究科社会学専攻博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。現在、同志社大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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