内容説明
比較言語学、御所ことばを中心とした京ことば研究、日本語の語源探究、NHK大河ドラマの言語指導など、多方面にわたる研究で国の内外を問わず大きな功績を遺した言語学者・堀井令以知。どのように「ことば」について関心を抱き、学び、研究を進めてきたのか。ともに歩んできた「ことば」の記録と研究成果をまじえながら、その生涯を語る。「ことば」を学ぶ人、「ことば」に関心を持つ人、「ことば」を愛する人に向けて捧げられた、著者最後のメッセージ。
目次
第1章 少年時代のことば
第2章 言語学習期
第3章 言語研究を始める
第4章 西ヨーロッパの言語生活
第5章 フランス語と印欧語
第6章 語源をさぐる
第7章 京都語の研究
第8章 言語一般の理論
第9章 方言の研究
第10章 「わたくし」について
著者等紹介
堀井令以知[ホリイレイイチ]
1925年京都府久世郡淀町(現・京都市伏見区淀新町)生まれ。1949年京都大学文学部言語学専攻卒業。愛知大学、南山大学教授を経て、1978年関西外国語大学外国語学部教授。2003年新村出記念財団理事長。2009年関西外国語大学名誉教授。2013年歿。パルム・アカデミック勲章(1974年)、功労国家勲章(1976年、以上フランス)、瑞宝中綬章受章(2009年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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