内容説明
「アジアは一つ」なのか。アジア主義はアジアのどこにあるのか。アジアに何を遺したのか。これらを政治・経済・文化・記憶・教育・宗教・思想などから多面的に考察。アジアの外との関係からも眺めると同時に、イスラーム地域、インド、オーストラリア、韓国・朝鮮、タイ、台湾、中国、トルコ、ハワイ、フィリピン、香港、モンゴル、ロシア、そして日本と、アジア各地を立体的に掘り起こす。世界中から第一線の研究者がアジア主義とアジア地域主義研究に結集した広域比較の決定版。
目次
「アジア主義」の広域比較研究
第1部 アジア主義とは何か
第2部 西洋への対抗・競争としての「アジア」
第3部 中国をめぐる「アジア」観
第4部 日本帝国とアジア主義
第5部 戦後アジア地域秩序の形成
著者等紹介
松浦正孝[マツウラマサタカ]
1962年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学。博士(法学)。東京大学法学部附属近代日本法政史料センター、北海道大学大学院法学研究科、北海道大学公共政策学連携研究部などを経て、立教大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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