内容説明
天皇家一元史観による従来の「定説」に対して行った学的挑戦の粋を集成した論集。上巻には、古代史学界に一石を投じた衝撃の論文「邪馬壹国」をはじめ、六篇の論文を収録する。長文の書き下ろし「日本の生きた歴史」を新たに加えて、待望の復刊。
目次
第1篇 多元的古代の成立―邪馬壹国の方法とその展開
第2篇 魏・西晋朝短里の方法―中国古典と日本古代史
第3篇 縄文学の方法(故、エバンズ氏に捧げる)―太平洋を越える大交流
第4篇 日本書紀の史料批判
第5篇 邪馬壹国
第6篇 続・邪馬壹国
日本の生きた歴史(十四)
著者等紹介
古田武彦[フルタタケヒコ]
1926年福島県生まれ。旧制広島高校を経て、東北大学法文学部、日本思想史科において村岡典嗣に学ぶ。長野県松本深志高校教諭、神戸森高校講師、神戸市立湊川高校、京都市立洛陽高校教諭を経て、1980年龍谷大学講師。1984~96年昭和薬科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。