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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
14
本著は、著者が社会的孤立に焦点をあて、社会的孤立の実情と解決に向けた方向性を研究したものです。個人的には、社会的孤立に注目する視点は正しいと思いますが、貧困概念と社会的孤立概念の整理がしっかりとできていなく、今日においては貧困よりも社会的孤立が問題だとする著者の論には疑問を持ちました。また、解決の方法もボランティアなどの共助のシステムに期待し、国家責任は何も問うことはなかったことにも疑問を持ちました。また、世代間格差を指摘し、高齢者は貧困ではないという主張を受け入れているところにも疑問を持ちました。2014/12/28
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