内容説明
森田思軒の翻訳観を最新の理論的成果に基づいて鮮やかに描き出し、日本近代の翻訳史を検討する。翻訳学に基礎づけられた近代日本語の問題を本格的に論究した画期的な書。
目次
序章 森田思軒の翻訳観から見えるもの
第1章 文学翻訳の理論的研究方法
第2章 明治期の「日本語」
第3章 明治期の文学翻訳―思軒の活躍した頃
第4章 思軒の訳業
第5章 思軒の翻訳に関する言説
第6章 思軒の翻訳実践
第7章 翻訳学から見る文学翻訳
終章 多元システムと翻訳観の関わり
著者等紹介
齊藤美野[サイトウミノ]
1980年東京都生まれ。2003年テンプル大学ジャパン教養学部卒業。2011年立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了。博士(異文化コミュニケーション学)。2012年9月現在、津田塾大学・東海大学・麗澤大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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