内容説明
本書は、アメリカの歴史を二〇のテーマで読み解く通史である。コロンブスのアメリカ大陸発見から近年の金融危機の影響までを政治史、社会史、経済史などさまざまな切り口から立体的に捉える。知っているようで知らない国、アメリカを学ぶ上で必携の一冊。
目次
歴史における指導者の役割―理念・ルール・政治・戦略
イギリスの新大陸植民地への取り組み―先占領有から放置、挽回へ
初期入植者という人たち―アメリカ社会のDNA
大西洋を舞台とする重商主義ネットワーク―新大陸植民地の価値
代表なくして課税なし―独立への跳躍と思想の後押し
独立戦争の歴史―イギリス側の戦略ミス
憲法制定過程での革命―建国の父たちの知力と政治力
アメリカン・ポリティックスの原型―憲法制定・批准過程にみる
話せば全てわかり合えるのか―革命世代による建国の礎造り
「理念の灯台」と自己アイデンティティー―勢力均衡外交からの離脱〔ほか〕
著者等紹介
鷲尾友春[ワシオトモハル]
1947年兵庫県生まれ。1970年関西学院大学商学部卒業。日本貿易振興機構(ジェトロ)理事、海外調査部長、ニューヨーク・センター次長、シカゴ・センター所長、特別顧問を経て、関西学院大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コニコ@共楽
3
クロニカルにアメリカの歴史をたどりながら、立体的なテーマで俯瞰する視点に拡がりがあり、大いに刺激的だった。特に第1章「歴史における指導者の役割」から第13章「黒人の政治的影響力の発芽」までの前半は、非常に論理的で裏事情も加味しながら説得力のある論考を立てている。独立後もイギリスがアメリカに関わった役割が見えてきて、立ち回りのしたたかさに驚いたり、いまのアメリカを知る上で読み応えあり。2014/11/21
メルセ・ひすい
3
★5 文章明快!現在先生でも…流石もと実務者。日本の「立ち位置」から見たアメリカの実感、認識すばらしい。アメリカとは皿に盛られたサラダ!…その心は、キャベツ トマト 胡瓜 ブロッコリーなど、それぞれ違う野菜が一つの皿に盛られて、しかしそれでもなお、一つのサラダ料理として認識される。さらにキルティング パッチワークとも表現する。アメリカの歴史を20のテーマで読み解く通史。コロンブスのアメリカ大陸発見から近年の金融危機の影響までを、政治史、社会史、経済史など、様々な切り口から立体的に捉える。2013/02/28
sou65406459
0
アメリカの歴史を政治経済の面から概観した本。各時代ごとにテーマが設定してあり、わかりやすくまとまっている。特に、建国~独立~モンロー主義に至るまでの外交と国内の葛藤、共和党と民主党の流れなどはあまり知らなかった歴史であったため新鮮に読めた。 アメリカという国のルーツをさっくり学べる良書なので、ぜひ読んでいただきたい。2019/07/08
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