内容説明
大都市東京の基本構造として、大正から昭和初期に近代都市としての原型が生み出され、現在にも引き継がれる「モダン東京」の現在とその歴史的意味とはいかなるものか。本書は、丸の内地区を中心とした数々の資料や調査をもとに、「東京都心」という場所をめぐる想像力と社会的意味の変容を考察する。
目次
序章 「丸の内らしさ」に見る「モダン東京」の基層
第1章 歴史的存在としての「モダン東京」
第2章 丸の内の誕生前史―江戸から東京へ
第3章 「新しい」都市空間の創出と「都市政治」の成立―丸の内の誕生とその背景
第4章 「モダン東京」の誕生と丸の内の中心化―「丸の内」という場所の構築
第5章 「都市づくり」におけるポリティクスの審美化―「景観」の複数性はいかに浮上するか
第6章 再開発下における場所の構築と新たな「丸の内らしさ」
終章 近代都市空間の生産とその経験
著者等紹介
松橋達矢[マツハシタツヤ]
1979年生まれ。2009年日本大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了、博士(社会学)。日本大学文理学部助教を経て、日本大学文理学部若手特別研究員、日本大学・立正大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
-
- 電子書籍
- All Free!~絶対!無差別級挑戦…