内容説明
地域によってさまざまな独自性と歴史的背景をもち、多様性あふれるイギリス。しかし、従来の西洋史研究においてはイングランド中心的な一国史観が大勢を占めてきた。本書は、17世紀を中心としたイギリスの社会変動を、「宗教」と「複合国家」をキーワードに、イングランドのみならずウェールズやスコットランド、アイルランド、アメリカ植民地をも含む地域に光を当て、複眼的に検討する。
目次
宗教と複合国家から見るブリテン史
第1部 ブリテン諸島の宗教と複合国家(国際関係のなかのウェールズ;宗教統一を夢みた革命?―内戦期イングランドの宗教政策とスコットランド;ブリテンの国制構想とスコットランド・イングランド―一六四七年の転換;アイルランドから見るブリテン複合国家―ウィリアム・ペティを中心に)
第2部 ヨーロッパとアメリカへの広がり(帰化システムと複合国家;ジョン・ロックにおけるフランス旅行の衝撃;大西洋を跨いだウィリアム・ペン)
「ブリテン史」の可能性
著者等紹介
岩井淳[イワイジュン]
1956年生まれ。1990年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、静岡大学人文社会科学部社会学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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