内容説明
「施設心理士」の仕事とは何か。本書では、心理臨床家の実践領域である児童養護施設という場での実践と、児童養護施設という場で、虐待を受けた子どもの心理支援にどのように取り組んでいるのかを伝える。
目次
第1章 児童養護施設と施設心理士(子ども虐待と児童養護施設;施設心理士の導入と仕事の実際;施設心理士の姿;施設における心理臨床活動の特徴;職員のこころのケア)
第2章 施設心理士としての実践内容(施設心理士の仕事の実際;施設心理士になるまで、なってから)
第3章 子どもと家族への心理支援(児童養護施設における心理療法;成育史の振り返り―子どもの生にまつわる重要な事実を分かちあうための援助;セカンドステップ;施設心理士による家族支援)
第4章 レジデンシャルワーカーと組織への心理支援(施設内での児童間の性的虐待への取り組み;施設内でのマルトリートメント予防に関する取り組み;心理コンサルテーション)
第5章 事例(心理療法と生活支援が連動したプレイセラピーの事例;施設における家族支援の事例)
著者等紹介
加藤尚子[カトウショウコ]
立教大学文学研究科教育学専攻博士課程前期課程修了、教育学修士。立教大学コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程修了、博士(コミュニティ福祉学)、臨床心理士。現在、明治大学文学部心理社会学科臨床心理学専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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