内容説明
「自律」の概念がもつ教育・学習的価値を、「世界の立ち上がり」の局面から追究する。
目次
序論 「自律者の育成」はいかに可能か
第1章 教育論としての蓄積・圧縮仮説
第2章 自律の概念
第3章 「世界が立ち上がる」とはいかなることか―外部世界か内部世界か
第4章 世界・主体・意味
第5章 経験科学的自由―後付け法則による自律
第6章 さまざまな世界の立ち上がりと構造化
第7章 私的自律と集団的自律の弁証法
第8章 世界の立ち上がりの蹉跌―自閉症児の場合
第9章 世界と通じるとはいかなることか―世界の立ち上がり以前への遡行の試み
終章 世界の背景化
結論
著者等紹介
岡田敬司[オカダケイジ]
1948年兵庫県に生まれる。1977年京都大学大学院博士課程(教育学)単位取得退学。1985年パリ第八大学教育学博士。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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