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内容説明
テレビ文化の交流は他者のイメージを変えるだけでなく、自らの社会や文化に対してもこれまでとは違う見方をもたらし、自己と他者との関係性について新たな意識を芽生えさせる。その意味で、それはまさに「対話」であるといえるだろう。本書は、日本・韓国・中国のテレビ文化の交流の歴史と現在を、対話をテーマに検討していく。
目次
テレビ文化が育む東アジアの対話
第1部 越境するテレビ文化(テレビ文化交流の歴史;『花より男子』にみるドラマ制作と海外進出の戦略)
第2部 テレビ番組の相互受容の実態(テレビ・オーディエンスの“現在”―東京・ソウル・北京の比較;日常性と非日常性が織りなす共感―北京の特徴;越境対話の可能性と限界―ソウルの特徴;「他者」理解の契機としてのドラマ視聴―東京の特徴;テレビ文化交流の現在―調査を終えて)
第3部 交流から対話へ(テレビ文化をとおした対話に向けて―パネルディスカッションの記録)
テレビドラマがつなぐ東アジア
著者等紹介
岩渕功一[イワブチコウイチ]
早稲田大学法学部卒業。日本テレビ放送網株式会社勤務ののちオーストラリアに移り住み、ウェスタン・シドニー大学でPh.D.取得。国際基督教大学助教授、早稲田大学助教授を経て、早稲田大学国際教養学部教授。専門はメディア・文化研究、グローバル化とトランスナショナリズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。