内容説明
国家は社会をいかに組織し、統合するのか。近代化は伝統的統治構造にいかなる衝撃を及ぼしたのか。本書は議会制をめぐる理念と実践の比較史的考察をつうじて、英独両“国制”の歴史的特質を浮き彫りにする試みである。
目次
序 国制の比較史的考察のための視座
第1章 民意・代表・公益―議会制をめぐる諸観念の比較史的考察
第2章 国家形成史における「団体」の位相―利益代表・媒介制度の比較史的考察
第3章 超然統治と利益政治―近代ドイツ国制の構造的問題をめぐる考察
第4章 敵対と合意の政治―イギリス政党政治と集産主義
結びにかえて―戦後における「敵対」と「合意」の政治
著者等紹介
島田幸典[シマダユキノリ]
1972年生まれ。1991年京都大学法学部卒業。1998年京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。現在、京都大学大学院法学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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