内容説明
本書では、エージェントベースシミュレーションや数理モデルによって社会の本質とは何かを研究していくことを具体例を挙げて説明する。なかでも進化ゲーム理論をもとにした数理モデルやエージェントベースシミュレーションを紹介しており、社会モデル、とりわけエージェントベースシミュレーションによる人間/社会研究のこれからを知るにはうってつけの一書である。
目次
第1章 社会をモデルで解くとは
第2章 進化ダイナミクスの基礎知識
第3章 格子モデル上での互恵性の進化について
第4章 罰行動
第5章 コロニーベースモデル
第6章 嘘の噂と社会
第7章 推移的推論
第8章 意思決定と社会規範の広がりとネットワーク構造
第9章 社会制度研究と進化ゲーム
第10章 社会モデルと社会科学
著者等紹介
中丸麻由子[ナカマルマユコ]
1971年生まれ。1999年九州大学大学院理学研究科生物学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科准教授(理学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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