映画学叢書
映画とネイション

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  • サイズ A5判/ページ数 252,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623059072
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C3374

内容説明

映画はネイションをどのように映し出してきたのか。フィルムに刻まれた「20世紀」を映画学の観点から多角的に考究する。『エリス島到着の移民たち』から『フィールド・オブ・ドリームス』まで。

目次

第1章 届かないメロディ―日独合作映画『新しき土』の映画音楽に見る山田耕筰の理想と現実
第2章 幼年期の呼び声―木下惠介『二十四の瞳』における音楽・母性・ナショナリズム
第3章 ナチ「天才映画」のなかのシラー―プロパガンダ映画のアンビヴァレンス
第4章 アンダーソンの『ifもしも…』における抵抗とコラージュの美学―叙事映画と帝国の表象
第5章 キューバ革命と映画―トマス・グティエレス・アレアを中心に
第6章 アメリカ初期映画におけるアメリカニゼーションをめぐって
第7章 ナショナル/ファミリー・ポートレイト―『パリ、テキサス』とロード・ムーヴィーの政治学
第8章 ドリーミング・アメリカ―『フィールド・オブ・ドリームス』とネイション

著者等紹介

加藤幹郎[カトウミキロウ]
1957年長崎県生まれ。筑波大学大学院文芸言語研究科満期退学。京都大学博士。カリフォルニア大学バークリー校、カリフォルニア大学ロサンジェルス校、ニューヨーク大学、ハワイ大学マノア校フルブライト客員研究員、ミシガン大学客員教授などを歴任。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。映画批評家、映画学者

杉野健太郎[スギノケンタロウ]
1961年岐阜県生まれ。上智大学文学部哲学科および英文学科卒業、上智大学大学院修了(英米文学専攻)。広島大学総合科学部助教授、ウィスコンシン大学マディソン校英文学科客員研究員などを歴任。現在、信州大学人文学部准教授。アメリカ文学・文化、映画学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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