内容説明
「ADHD」という言葉は広く認知されるようになり、ある意味、啓発期が過ぎたといえる。本書では、次の段階として理解を深化させ、具体的な援助に結び付けていくことを目的に、最新の研究、科学的根拠に基づきながらADHDの本質に迫る。
目次
序章 ADHDの可能性
1 ADHDを理解する(正常と異常の考え方;ADHDの歴史 ほか)
2 ADHDの発達と行動特徴(ADHDの行動特徴と評価のポイント;幼児期、学童期の特徴・症状 ほか)
3 アセスメントおよび検査(アセスメントの意味と役割;医学的検査 ほか)
4 治療および指導(薬物治療と非薬物治療;ペアレントトレーニング、ティーチャートレーニングとその効果 ほか)
5 ADHDを取り巻く諸問題(ADHDを取り巻く様々な問題、視点;ADHDと広汎性発達障害の合併 ほか)
終章 ADHD治療教育の今後の展望
著者等紹介
小野次朗[オノジロウ]
1953年生まれ。大阪大学医学部卒業。米国コロンバス小児病院クリニカルフェロー、市立豊中病院小児科部長、大阪大学医学部小児科脳神経グループチーフを経て、和歌山大学大学院教育学研究科教授。医学博士
小枝達也[コエダタツヤ]
1959年生まれ。鳥取大学医学部卒業。北九州市立総合療育センター、オランダ政府奨学生としてフライ大学小児科に留学後、鳥取大学医学部脳神経小児科助教授を経て、鳥取大学地域学部地域教育学科教授。2009年より鳥取大学附属小学校長併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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