内容説明
高等教育論関連科目の開設が各大学で増加し、200名前後規模のクラスも増えている。本書は、大学教育とは何なのか、高等教育制度がいかなる仕組で、学生自身を取り巻く教学環境がどのように変化していくのか、といった視点から授業を通して、大学教育の意義を訴えるテキスト。また、国立、公立、私立を問わず教職員の研修授業も重視されつつあり、FD、SDに関しても需要を満たすテキストとなっている。
目次
わが国の大学の抱える問題点および改革について
第1部 高等教育の歴史と制度(日本の高等教育制度の歴史と改革の系譜;各国の高等教育制度)
第2部 大学の教育改革とその発展方向(学生の受入れ;初年次教育 ほか)
第3部 高等教育のマネジメント(大学院制度と高度専門人材養成;学術・科学技術政策と大学の研究機能 ほか)
第4部 高等教育の質の保証と国際化(高等教育における遠隔型授業とその教育効果;高等教育の評価 ほか)
著者等紹介
早田幸政[ハヤタユキマサ]
1953年生まれ。中央大学法学部法律学科卒業、同大学院法学研究科博士(前期)課程修了。地方自治総合研究所常任研究員を経て、1985年、大学基準協会に入局、2001年より大学評価・研究部部長。2003年より、金沢大学大学教育開発・支援センター教授。2008年より現職。現在、大阪大学大学院教育実践センター教授、金沢大学客員教授。専門分野、高等教育論、大学評価制度、日本国憲法
諸星裕[モロホシユタカ]
1946年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。ブリガム・ヤング大学教育大学院修士課程修了。ユタ大学健康関連学群大学院・博士課程修了(学術博士)。カナダ・オンタリオ州矯正省専門官。ミネソタ州立セント・クラウド大学教育学部助教授、准教授、教授、学部長(代行)。ミネソタ州立大学秋田校学長。桜美林大学・数学担当副学長。現在、桜美林大学大学アドミニストレーション研究科教授。山形大学工学部客員教授。専門分野、大学改革
青野透[アオノトオル]
1953年生まれ。中央大学法学部法律学科卒業、同志社大学大学院法学研究科博士課程(後期)満期退学。1988年金沢大学教養部助教授。1996年法学部助教授、1998年同教授を経て、2003年大学教育開発・支援センター長。この間、学長補佐(学生募集担当)、評議員、経営協議会委員。2010年4月より現職。現在、金沢大学大学教育開発・支援センター教授。専門分野、学生支援、大学教育、医事法、法思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Takeshi Nakajima
ba_tabata
山がち
ゆう