母と子で克服できる摂食障害―過食症・拒食症からの解放

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  • サイズ B6判/ページ数 249,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623058969
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0011

内容説明

摂食障害(過食症・拒食症)の背景には、母と娘の愛憎ドラマが多く見られます。二人がカウンセラーの導きや父親のサポートを得て葛藤を乗り越え、分かりあい支えあう関係に生まれ変わることで、驚くほど症状は良くなっていきます。本書では、こじれる前の初期段階の事例から始まり、早く手を打てば良くなる段階の事例、そして長期化していても克服できることを示す事例を紹介し、症状レベルに合わせた適切な対応やアドバイスをまとめています。

目次

序章 摂食障害(拒食症・過食症)とは?(摂食障害(拒食症・過食症)はなぜ起こる?
拒食症とは? ほか)
1章 はじめが肝心、早期解決をめざそう―初期:発症~二年目くらいまで(摂食障害(過食症・拒食症)はこじれやすい
初期のころによく見られる母娘のトラブル事例(過食症) ほか)
2章 「少しこじれだしたな、早くなんとかしなければ」―中期:三~五年目くらいまで(中期のころによく見られる母娘のトラブル事例(過食症)
過食症の注意点―ここを踏ん張れば、悪化は防げます ほか)
3章 こじれて長期化していても適切な対応で克服できる―長期化:六~一〇年以上(長期化してこじれた摂食障害(過食症・拒食症)克服への道
「あきらめないで。こじれていても良くなった人がたくさんいます」)

著者等紹介

福田俊一[フクダシュンイチ]
1975年大阪大学医学部卒業。大阪大学精神神経科・大阪府立病院神経科で精神医療に取り組む。1981年フィラデルフィア・チャイルド・ガイダンス・クリニック(PCGC)にて家族療法を学ぶ。1983年淀屋橋心理療法センターを開設。1984~1986年厚生省・神経性食思不振症調査研究班メンバー。2003年大阪大学医学部非常勤講師。現在、淀屋橋心理療法センター所長。専攻、家族療法、精神医学

増井昌美[マスイマサミ]
1968年関西学院大学文学部卒業。シティ・バンク、N.A.大阪入行。1971年エンサイクロペディア・ブリタニカ東京勤務。1978年精神医療の翻訳に従事。1984年淀屋橋心理療法センター勤務、家族療法を学ぶ。現在、同センター家族問題研究室長、ファミリー・セラピスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Asakura Arata

1
こんなにうまくいくのかなあ、という率直な感想。お母さんのレベル高いし。2011/03/06

りお@積読本増加中

1
摂食障害は対応を誤ると親子関係と病状が悪化する危険性がある、というのがわかった。2016/08/12

のち

0
摂食障害の専門家がつづる、症例や患者とのやりとりに重きを置いた本。 患者側の視点ではないので具体的な変化の様子はわからないが、家族ぐるみで病気に対応していく大切さが伝わってくる。 摂食障害の患者は暴君化するというのは知らなかった。もっと内側にこもるのかと思っていた。2012/03/26

tamako

0
摂食障害のケース、特に過食に重点が置かれている。息が詰まりそうな摂食障害の頑なさをほぐすのは主に母の役目のようです。2019/06/09

おとら狐

0
母親も人であり、子もまた一人の人間である。決して召し使いでも、女王様でもはたまた持ち物でもない。2018/03/18

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